読書会「檸檬」「騎士団長殺し」のお知らせ
最初に本の雑誌展の関連イベントとしての【流動的読書会】のお知らせです。次回が3回目、今回の企画の最終日になります。
6月16日(金)は18時~19時半、町田市文学館の2階展示室にて、梶井基次郎『檸檬』の読書会をします。最初に朗読をいたしますので、読んでこなくても大丈夫です。興味のあるかたは、当日直接お越しください。
* * * * * *
それから現在、読書案内「ピッピのくつした」の編集作業を行っています。次回の編集会議を6月16日(金)13時~15時、町田市ひだまり荘2階の部屋で行いますが、その後、15時~17時に「急きょ、どこでもできる読書会Part2」ということで、村上春樹『騎士団長殺し』の読書会をすることになりました。そのようすを冊子に載せようと思っています。
こちらも、ご興味あるかたは(部屋に入れる人数ということになりますが)どなたでもご参加ください。
* * * * * *
今日は義母のお墓参りに行ってきました。
先日は自分の小説『沼から戻る』の読書会があり、小説を書く上で少しだけ参考にした義母のことをちょうどあれこれ思い出していたところでした。
先日の読書会では脳梗塞で闘病中だった義母のことを参考にして書いたなどといい加減なことを言ってしまいましたが、よくよく調べてみたら、書いた時期は13年の暮れ。脳梗塞で言葉を失ったのは翌年の1月なのでした。
抒情文芸の2014年春号の掲載していただいた頃に、義母が闘病中だったもので勘違いしてしまいました。ということは、これはモデルはなかったのですね…。↙
義母は誰とでも楽しくおしゃべりするのが好きな人でしたが、お墓は大変にぎやかなところにあります。木立の向こうには東京タワーがそびえています。お寺の境内には猫がたくさんいますし。
編集会議、よろしくお願いします。
今日は子どもの高校の合唱祭に行ってきました~。アカペラなのでそれぞれ色々な工夫がなされていて面白い。知り合いの保護者の方々とお茶をして情報交換もし、ストレス解消もできたかと(笑。
***
明後日、6月9日(金)の午前中(10時~12時)、読書案内「ピッピのくつした」の編集会議があります。場所は読書会と同じ町田市民フォーラム3階多目的室です。飛び入り参加、歓迎します。
▼今後も毎週金曜日に編集会議をしていく予定です。
6月16日…この日は18時から文学館で流動的読書会です。その前に編集会議をします。場所はまだ未定。
6月23日…この日は午前・午後とフォーラム多目的室で読書会があります。読書会の後(3時半~5時まで)同じ場所で編集会議をします。
6月30日…時間と場所は未定です。
7月7日…時間と場所は未定です。
7月14日…午前・午後、フォーラム多目的室で最後の編集会議となります。
***
それから、先日紹介した「若葉とそよ風のハーモニー」
の動画がアップされていますので、興味のある方は見てみてください。
卵を産めない郭公
今年も8月に社全協の全国集会があります。今年の開催地は神奈川県、会場は相模女子大です。その打ち合わせに、昨日はメンバーのWさんと橋本に行ってきました。社会教育は以前にもまして厳しい状況。今回は相模原市の方々のお話を聞いています。それから、図書館の話なども少ししました。
財政的にはどうにもならないのかもしれませんが、何が大事なのかを見極めていかないと。でも、それすら難しい。なんだろう、日本人にはめったに悪い人はいないのに、ちょっとストレスがかかるとお互いに空気を読みすぎてどんどんズレた方向に進んで行ってしまう怖さがあります。大きな集団でも、ごくごく身近な小さな集団でも。
日本語の曖昧さというのを私は好きですが、語調に流される前に、きちんと自分の頭で考えないとね…。
ここのところ村上春樹氏の翻訳を続けて読んでいます。今はレイモンド・チャンドラー「プレイバック」を読んでいます。例の、強くなければ生きていけない~というセリフが出てくる小説です。時代が違うせいかなかなか状況が理解できなくて時間がかかっています。
その前に読んだジョン・ニコルズの「卵を産めない郭公」は60年代アメリカ東部の大学生カップルの話ですが、読んでいたら学生時代の気分をリアルに思い出しました。
内気なジェリーとあることないことをしゃべりすぎるプーキーとの不思議にかみ合わない会話から物語は始まります。名門カレッジで再会すると2人はあっという間に恋に落ちます。初々しかった2人を加速度的に成長させ、関係の持ち方も変えていきます。この時代というより、若者の普遍的な恋愛が描かれているのだと思いました。
十分予測のつく結末…なんですが、男性と女性の立場の違いには今更ながらハッとしました。性的な立場として公平ではないというのはもちろんそうなんですが、そこを理解してもらえない苦しさを感じました。でも、作家は男性なんですよね。
アジサイハバチ
本の紹介をしようと思ったのですが、もう今夜は疲れてしまったので(最近こればかりです)今日見た虫の話だけします。
うちのジャングル庭で植物が大変な勢いですが、元気がなくなってしまったのかアジサイ。葉の真ん中を通っている葉脈だけになってしまって、トゲトゲした宇宙植物のようです。これはひどいという話をしていたら、それはアジサイハバチだと調べて教えてくださったかたがいました。
確かに、そういう幼虫がいると子どもたちが言っていた気がしますが、丸坊主になっているのでもう虫はいないでしょうね。
今日、森を通ったときになんとなく気になったので、アジサイの穴だらけになっている葉をあちこちひっくり返してみました。でも、食べたあとはあっても虫の姿は見えず。だいぶ奥まで行って、ようやく一匹だけ見つけました。きっと仲間に遅れをとったのんびりさんなのでしょう。
後ろからやってきた草刈りをしていたおじさんに「何か、珍しいものでもいますか?」と声をかけられました。
「アジサイの葉っぱを食べる虫ってどんなのかと思って探していたんですけど、もういませんねぇ」つい葉っぱを表に戻して、そう言ってしまいました。
でも、おじさんもよく知っていたようです。
「そうでしょう、この時期じゃいないでしょう。もう大人になって飛んでいっちゃってるよ。なにしろ大きくなるのが早いんだから」
この一匹はこれから土に潜って繭になるんでしょうね。
そして、我が家のアジサイは、今年は花が咲かないんでしょうね。
読書会、ありがとうございました。
全然違う3作品ですが、感想を話し合ってみると、なんとなく関連しているようで面白いです。どんな物語にも問題を解決しようとする要素が入っているものですが、強引に飛び越えてしまうという方法が描かれているようでした。
『沼から戻る』は「わたし」の臨死体験が書かれているということで物語の構成として辻褄はあっているのですが、その行った場所「沼」がリアルなので、私はそれを夢というよりも実際にそこにいると思って読んでしまいます。でも、「わたし」は生死を彷徨っているので、こっちからあっちへの行き来があり、迷子にならずに戻ってこれるようになっているように考えられている作品なんだと思いました。
ベリー
3つの読書会のことを書こうと思っているのですが、今夜は疲れてしまったので、今日はうちのジャングル庭になっている桑の実のことをもう少し。
先日来ヨーグルトにトッピングして食べていた桑の実ですが、今年はダメかと思っていたカジイチゴの実がなり始めました。
だいたい1日おきに収穫しています。これは、今朝摘んだものです。こうやっで見ると、どちらもつぶつぶがあるベリーなんだなぁと思います。
黒っぽいのが桑で、鮮やかなオレンジ色の方がカジイチゴです。やはりカジイチゴの方が甘く、ヨーグルトに入れると断然おいしいですのですよね。桑の実は酸っぱくて控え目な味なので、ヨーグルトに入れると負けてしまうみたいです。
子どもにはジャムを作ってと言われたのですが、ジャムを作るほどの量ではなく、今朝とったもものは夕飯の肉料理のソースに使ってみました。せっかくビタミンなど多く含まれてアンチエイジングにも効くらしいので、ごく軽く火を通すにとどめました。
見た目はこんな感じですが、おいしくてびっくり。
なんだか風邪をひきそうなので、栄養をつけて、今夜は早く休みます。