物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

カラマーゾフの兄弟

せっかくPCを開いたのでもう少し書こうかな。

この夏の目標としてドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を読破しょうと思っています(^^♪ まだ読んでいなかったんですよね。

我が家にある新潮文庫だと上中下巻それぞれ600ページちょっとです。写真をアップしてみましたが…あれ、これは色が違うだけですね。

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無理のない計画、1日100ページずつ読むことにすると18日かなぁと。とりあえずそのペースで中巻の半分まで読みました。あ、ちょうど半分ですね。意外に順調というか、ひっかからないというか…いや、これはかなり面白いんです。

おかしいなぁ。実は、今まで何度も読みかけて挫折している本なんですよ。たぶん本の中の人々が議論している宗教にあまり関心が持てなくて、更に登場人物が多いので誰が誰だかわからなくなってしまって中断したのだったかな。

そうです。当たり前の話で、興味がない本は読めないってことなんですよ。前はピンとこなかったけれど、今は面白い。たぶん、今社会生活をする中で個人的に疑問に思っていることやでストレスになっていることが解明される面白さなんです。

そういう本というのは、読むと元気になるものですねー。

夏休みの読書会

暑い日が続いていますね~。少し前から週一回のペースでㇷ゚ールに通っていますが、今日は午前中泳いで、午後は体力仕事。さすがに疲れてしまって今夜はぐったりしています。それで、ブログを書いてないなぁと思い出しました。

★★★ 読書会のお知らせ ★★★

今月の読書会は8月24日、場所はいつもの町田市民フォーラム3F多目的実習室です。が、夏休みなので(土)になります。時間は13:30~15:30、イスラエルの作家エトガル・ケレットの短編「物語のかたちをした考え」をとりあげます。数ページの作品。当日朗読しますので、読んでこなくても大丈夫です。

午前中10:00~12:00のお茶会もあります。暑いので、特にテーマを決めずに気楽におしゃべりしましょう(^o^)/

 

読書案内「ピッピのくつした」20周年号ができました。

印刷と製本が無事終わりました。
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㊗20周年号ということで、ピッピ立ち上げ秘話なども載せていますが、今回は初心にかえって本の紹介に多くのページを使いました。
図書館等の町田市の施設で無料でもらえますので、欲しいかたは声をかけてみてください。また、読書会やお茶会に来ていただければさしあげます。

今月の読書会は7月26日です。

うわっ、すみません。前回更新してから一カ月近くたってしまった…(^_^;)

最初に今月の読書会のお知らせです。7月26日(金)13:30~15:30、いつもの市民フォーラム多目的室にて。

今回はロシアの小説、ゴーゴリ「外套」を取り上げます。1842年出版。ドストエフスキーは「われわれはみんなゴーゴリの『外套』から出たのだ」と言ったと伝えられている近代ロシア文学の出発点とされる小説です。この暑い季節に正反対の外套ですが、これを読んで涼しくなりましょう。

午前中はいつもはお茶会なのですが、今回は「ピッピのくつした」20周年号の印刷が目の前に迫っていますので、編集会議としたいと思います。

 

ただいま編集作業のおおづめで忙しくしています。30日の製本&印刷、応援してもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。

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「しんせかい」読書会

先週金曜日の編集会議の直後に熱を出して以来しばらく寝込むことになり、その後もなかなか本調子に戻らず一週間が過ぎてしまいました。やはり歳をとると治りにくくなるのですかねぇ…(T_T)

山下澄人さんの「しんせかい」は、今回の読書会のために再読したらめちゃめちゃ面白かったのですよ。皆さん、どのように読んでくるのだろうとドキドキワクワクしていました。

山下さんは富良野塾の二期生。そこを舞台にした私小説ということで、19歳の目を通した世界と50歳の現在の著者の視線が交錯する感じがリアルで刺激的でした。私を含めて、読書会に参加された方々が主人公「スミト」と同世代ということもありました。

読書会に入る前に、倉本聰のテレビドラマ「北の国から」をどう見ていたか(または、見ていなかったか)という雑談で盛り上がりました。意図したわけではなかったのですが、ここで時間をとったことが作品の読解に少しずつ響いていく形になりました。

それから、今回の参加メンバーに、役者、最近シナリオを書く勉強をしている人、アートで表現する人などがいたので、作品から思い切って離れた表現活動に対する意識の違いを議論することにもなって、これも自然と読解に反映されることになったのです。

横道にそれた話もずいぶん出ましたが、それも不思議と「しんせかい」の読解を助けることになりました。なんでしょうね。たぶん、30年も昔の北海道を舞台にしているのだとしても、現代の私たちに超関係のある物語なのでしょう。以前、文学館ことばらんどでの対談を拝聴したときに作家の山下澄人さんが「超本当のこと」と言っていたのを思い出しました。

読書会は30分延長になりましたがまだまだ話し足らず、片付けをしながら続き、その後カフェでお茶しながらも続くことになりました。こんなに手ごたえのある読書会は久々でした。

今月の読書会は6月26日です。

今月の読書会は26日(金)山下澄人「しんせかい」をとりあげます。場所はいつもの町田市民フォーラムの多目的実習室、13:30~15:30です。参加費は500円。

午前中10:00~12:00には体を動かすワークショップとお茶会もあります。こちらは無料。もしかすると、次号の読書案内「ピッピのくつした」の話にもなるかもしれません。

実は今日も、次号の読書案内「ピッピのくつした」20周年号はどんな感じにしようかとアイデアを出し合いました。いくつか気になるテーマもあるよねぇとか、やっはり本を紹介したいなぁとか。

仕事の隙間の時間、ランチを食べながら編集長Mさん含む4人でのラフなおしゃべり。たまたまですが、そのうち3人が立ち上げ時のメンバーだったので、20年前の思い出話にもなりました。

小さな子どもを連れてノルウェー大使館やスウェーデン大使館に行ったりしたんですよ。情報が欲しくて、行かずにいられなかた。

「あの頃、これからの子どもたちの時代は夢がいっぱいって思ってたなぁ」

「なにしろ、みんな若くてピチピチだったもんねぇ」

最近は雨が降ると、私は怖くて自転車に乗れませんが、昔は平気で子どもを乗せてました。自分の体力に自信があったんでしょう。今は自分の運動神経が信じられません。ああ、年をとるってこういうことだよ。

そんな昔の話も少しだけ載せられるといいなと思います。

少年王者館「1001」

今週はいきなり30度越えの暑さで始まりましたが、今夜はまたちょっと気温が下がっていますかね。なんだか体の調整機能がうまく働いていないような。

色々としんどいことも多い世の中ですが、明るく生きていきたいものです。ブログももう少しペースを上げて更新するぞー(^^)/

先日は友人たちと観劇に。新国立劇場で少年王者館の公演「1001」に行ってきました。ものすごく良かった。その良かったのを見ていない人に伝えるには、どうしたら良いのか? 先日読んだ「天才を殺す凡人」風に考えると、作・演出の天野天街さんはまさに天才だと思います。

この芝居がどういうものかを言葉で説明するのは不可能に近いので…というか言葉で説明してしまうと違うものになってしまうような気がする。

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まず、新国立劇場という公の空間で少年王者館を見るということがにわかに信じられませんでした。が、むしろゆったり座ってたっぷり楽しめた2時間15分だったんです。ああ、近頃はやっぱり心が縮こまっていたんだなぁということも自覚しました。

芸術というのは、そういうくしゃくしゃになった精神を少しずつ伸ばして広げてくれるものなのかもしれませんね。現代に必要なのは、それなんじゃないかな。

この劇団を最初に見て、波長がいきなり合ってスカーンと向こう側の世界に行けてしまったのは20代半ばの頃でした。まあ、若い頃はそういうことの連続でしたが、ある種の生きるための糧を得るのかな。いや、若い頃だけでなく、この年になってもそうです。

そして、なんと明後日6月1日、2日は、ピッピのくつした読書会メンバーのひとりが芝居に出演。ということで今からワクワクしています。見に行きまーす。

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