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物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

本の紹介

相模原でミーティング

今年も8月最後の土・日・月に社会教育研究全国集会が神奈川で行われます。会場は相模女子大です。 地元ということになるそうですので、私たちも公民館部会のお手伝いをするべく、橋本でのミーティングに出席してきました。相模原の学習グループの方々にお会…

若い読者のための短編小説案内

「若い読者のための短編小説案内」を読み終えました。 私の場合は、ここで取り上げられている短編小説をまず読んでから、村上春樹氏の文章を読みました。手元に短編小説を全部用意してから読み始めたので、交互に読むリズムで通しました。 でも、先に小説の…

安岡章太郎「ガラスの靴」

先日から読んでいる「みみずくは黄昏に飛びたつ」は大変面白く読んでいます。この本の中に何度も出てくる「若い読者のための短編小説案内」も、今更ですが読み始めました。 せっかく連休ですので、ここで紹介されている短編小説と村上春樹氏の文章を交互に読…

癒しの読書 その2

演劇ワークショップをやっていていつも思うのは、子どもたちがごく普通に自然に遊べていれば、こんなことをわざわざする必要はないのになぁということです。 子ども時代の私は、断然アウトドア派でした。ほとんどの時間を外で過ごしました。我が家は、横尾忠…

癒しの読書

皆さま、ゴールデンウィークをいかにお過ごしでしょうか? 世の中の色々を考えると心が痛く、疲れてしまって、私はやや内にこもっています。癒しを求めて読書をしているように思います。 1冊は横尾忠則氏の「言葉を離れる」です。以前、雑誌「ユリイカ」に…

Novel 11,Book 18

今日はついに恩田川に花見に行ってきました。うわさには聞いていましたが、みごとです。 本当に、満開ですね。 なんと、カラスも花見をしていました。 川沿いに歩いて、道端のベンチで休憩しながら優雅に読書もしました。 先日、村上春樹訳『結婚式のメンバ…

結婚式のメンバー

村上春樹氏の新作「騎士団長殺し」は読んで良かった。2011年以降の文学表現には期待しつつもなんとなくもやもやしたままの状態の私には、だいぶすっきりした読後感でした。 続けて、カーソン・マッカラーズ(村上春樹訳)「結婚式のメンバー」を読んでい…

まちだ としょかんまつり

明後日から〈まちだとしょかんまつり〉が町田市内の各図書館と文学館で始まりま~す。私たち、ピッピのくつしたでは、中央図書館でいくつかのイベントを企画していますので、ぜひ遊びに来てください。 ①演劇ワークショップ「物語の中にはいっちゃおう」…幼児…

サルチネス

古谷実のマンガ「サルチネス」(全4巻)を今頃読みました。 家族はみんな読んでいたのですが、1巻がずーっと見当たらなかったんです。それが、暮れにほんのちょっとだけ掃除をしていたら、その1巻が出てきまして。 面白かった~。日本のマンガって文学な…

保護色

昆虫の本など読んでみました。 この本、 14歳の世渡り術というシリーズの一冊のようです。小説も自分の違う人になってその世界を想像してみるのが面白いですが、これも著者の話術によって私たちにとっても最も身近な虫たちの世渡り術をうっかり垣間見てしま…

消滅世界

あまり寒くならずに過ごしやすいはずなのに、今年の暮れは妙に疲れていまして…。 書こうと思うこともあれこれあり、ブログを更新しようと毎晩思うのですが、諦めて寝てしまう日々でした。年賀状もまだ白紙のままです。 今夜は「月刊社会教育を読む会」もあっ…

冬毛

12月になりましたが、暖かですね。それでも、ご近所に棲息する猫さんたちはふかふかした冬毛になって、ひとまわり大きくなった感じ。自然に衣替えっておもろいですね。 この猫さん、だいぶ毛足の長いコートを着込んでいるように見えました。ケータイを向け…

チャイナタウンからの葉書

小説を書き始めよう、書き始めよう、と思いながら勢いが足りなかったのですが、やっとこぎ始めた自転車のような状態です。抒情文芸の締め切りまでにはまだ1カ月あるので、それとは別に、しばらく自由に進んでみようかなぁと思っています。 先日の読書会でと…

モリエール「人間ぎらい」

最近、続けて読んでいた戯曲のひとつ、90年代にアメリカで書かれた「ウィット」について少し。 小学校教師のマーガレット・エドソンという人が書いたものです。社会的地位を得た英文学者である50代の女性が、突然末期ガンを宣告されて激しい副作用のある辛…

「犬たち 現代の動物寓話集」

前回の流動的読書会で本谷有希子「犬たち」をとりあげて、若い方々と色々お話したのは妙に印象に残りました。たぶん、40代から50代の私たちのとらえ方と少々違っていたからではないかと。 この物語、人嫌いで町の人々とは距離をとるのに、無数の真っ白な…

芽むしり仔撃ち

「デリリウム17」の後でしたので、大江健三郎の「芽むしり仔撃ち」を読んだのはショックでした。思い切りガツンと頭を殴られた気分。ライトノベルではなく、リアリズムで表現するとこうなるんだな…とも思い知らされました。 描かれ方の違いは大きいですよ。…

デリリウム17

このところ大江健三郎の初期の短編を少しずつ読んでいますが、気分転換にアメリカのベストセラー『デリリウム17』を読んでみました。 ハリーポッターシリーズをはじめ、この本のような、子ども(若者)から熟年まで幅広く読まれているクロスオーバー・フィク…

暗黒寓話集

台風18号は温帯低気圧に変わったそうですが、だいぶ風が強くなってきました。 ここ数日、新しい短編を書こうと四苦八苦しています。と言っても突然すらすら出てくるわけもなく、気圧のせいか頭痛もします。 今日は気分転換に刺激物を求めて、こんな本をなが…

イエスの幼子時代

昨日は市内の小学校に国語の出張授業ということで〈物語に入っちゃおう〉の演劇ワークショップをしてきました。 数冊の絵本読みの後、アプローチとしてメリハリのある物語としてイソップ童話の「北風と太陽」をとりあげ、メインの「ぐりとぐら」にもっていく…

異類婚姻譚

雨が続きますね。 9月は雨の多い月、季節の変わり目のせいなのか、喘息になりそうで警戒します。ちょっとしたことに誘発されて発作が出てしまいますのでね。 少し前、友人に山田詠美『蝶々の纏足』をすすめられて再読しました。1987年に出版されてすぐ読んだ…

虫たちの家

年を取ってくると、何ごとも忘れないうちに素早く対応がミソです。時間のかかりかたがもう全然違うので。 これから色々忙しくなりそうなので、先日の社全協全国集会の公民館分科会の報告書を急いで作成しています。記憶があやふやなところをメンバーに確認。…

第56回社会教育研究全国集会

昨日は明治大学で行われた社全協の全国集会の公民館分科会に、メンバー5人で参加してきました。 公民館の存続問題についてずっと考えていると身が持たないため、つい普段なるべく距離をとりたいという力が働いてしまうのですよね。世話人の打ち合わせに向う…

「おおガラス」「あまりもの」

先月末の読書会のことを書こうという気力が、このところ、毎晩萎えてしまって。相模原の事件のダメージでしょうか…。どうして人間がそんなふうになってしまうのか…と。 これだけ情報が多いと自分に都合のよい情報はどこかしらにあるもので、それを勝手に都合…

都市型ファシズム?

昨日、相模原であった事件がショックです。自分の問題を、上から目線で関係ない人や弱者のせいにするというのは…?そこまで自分に都合よく、自分をもごまかして考えられるものなのか…? 先日の風邪の回復期、「『絶歌』論―元少年Aの心理的死と再生」 (サイコ…

「貘集」と「ヤンデレ夫婦漫画」

▼高校生大学生を中心にした〈ことばらんど読書会〉は、次回7月22日(金)夕方6時から町田市文学館(ことはらんど)の1階フロアにて開催します。レイモンド・カーヴァー「でぶ」の朗読の後、1時間ほどのディスカッションを予定しています。 * * * 風邪をひ…

「きみの膵臓をたべたい」

娘にすすめられて、住野よる『きみの膵臓をたべたい』を読みました。やはりタイトルのインパクトと、読んでみておもいきり純愛小説なのにびっくりしました。 書き方に特徴があって、語り手の男の子の名前が最後まで出てこないというのが良かった。相手役の彼…

太陽の塔

今日は友人のお誕生会があって成城学園に。 ALPESという懐かしい雰囲気のお店でケーキを食べましたが、つい話に熱中してしまい、おいしいケーキはあっという間にお腹の中。 実は、このところ、小説を書き始めないといけないと思いつつ書いていないプレッシャ…

アジサイ

先日の読書会で読んだジュンパ・ラヒリの『見知らぬ場所』は、インドからアメリカに移民した一家の、父親と、子育て中の娘の物語でした。 本の扉には『緋文字』からの引用。 人間というのは一箇所に長続きしないようにできている。いわばジャガイモと同じこ…

エトガル・ケレット「あの素晴らしき七年」

先日、文学館ことばらんどの高校生以上向け読書会で、イスラエルの作家、エトガル・ケレットが19歳の時に最初に書いたという小説「パイプ」をとりあげました。兵役についた初年度、自尊心を保つのが難しくなっていた時期に「パイプ」を書いて、著者は残りの2…

ウィリアム・トレヴァー

親知らずが虫歯になってしまって、今日は何回目かの歯科に行ってきました。その帰り、友人とミスドで会おうということになって。ミスドと言っても、バージョンアップした成城学園の店はまったく違うメニューです。 前回行ったときはエビとアボカドのタルティ…

「さすらう者たち」「記念」「芋虫」

このところイーユン・リーさんの小説にはまっていまして、長編『さすらう者たち』も読みました。 舞台は中国のある新興都市、時は文大革命が終結して地方に下放された若者たちが戻って来た70年代末。物語は実際にあった事件を下敷きにしているそうです。訳者…

黄金の少年、エメラルドの少女

先日読んだ、アメリカのカリフォルニア州に住む中国人の作家イーユン・リー著『独りでいるより優しくて』の印象があまりに強烈だったので、続けて『黄金の少年、エメラルドの少女』(篠森 ゆりこ 訳) という短編集も読んでみました。 中でもO・ヘンリー賞を…

独りでいるより優しくて

日曜日、都立町田高校演劇部「はなさかさん」再演を観に行きました。高校演劇って好きなんです。「はなさかさん」は去年、都大会、関東大会まで行ったそうです。 去年、私が観たのは地区大会ですが、今回は順番も入れ替わっていたし、特にラストは大幅に違っ…

100年目に出会う 夏目漱石

昨日、神奈川近代文学館の特別展「100年目に出会う 夏目漱石」にメンバーと行ってきました。 先日読書会でやった『吾輩は猫である』の資料もありました。ラストの原稿から、あの小説のように猫が気に入った人々が漱石にくれた猫の絵ハガキまで。モデルに…

「さよなら、ニルヴァーナ」

昨日観た『ロブスター』という映画は、消化するのに時間がかかりましたが、ラストの解釈が観た人にゆだねられているところが、やはり良かったのかなぁと一日たって思います。 先日、娘にすすめられて読んだ窪美澄『さよなら、ニルヴァーナ』もそれに似た読後…

4月22日の読書会と総会

明後日はピッピのくつした総会があります。といってもそんなに議題はありませんので、午前と午後の読書会の間、11時~11時半くらいに始めてそれぞれ持ってきた昼食を食べながらというラフなかたちになりますので、よろしくお願いします。 読書会は予定どおり…

クシュラの奇跡

昨日が、投稿小説の郵送必着の締め切り。…というわけで、3日くらい前に投函したのですが、PCの調子が悪く、ブログを更新できませんでした。あ、でも、もう大丈夫のようです。 今回は、小説を書いてのが一週間弱だったので、推敲するにも距離がとれなくて難儀…

四月になりましたね。

近所で桜まつりなどがあって出かけたり、あちこちでお花見したり、昨日は娘と夜桜を見に行きました。やっぱり、桜は良いですね~。 このところ読んでいたのは、息子が図書館のビブリオバトルで紹介した『チェルノブイリの祈り』の著者スヴェトラーナ・アレク…

ホフマニア

昨夜は六本木アカデミーヒルズで国際文芸フェスオープニングに参加してきました。 いつも思いますが、アメリカと日本の作家の置かれた状況というものの違いを考えさせられます。いや、他の国と日本と言ったほうがいいのか…。 中国系のアメリカの作家イーユン…

もうすぐ東京国際文芸フェスティバル

このところプライベートが忙しくて時間がなかったのですが、読書は楽しくしています。その一冊。 先日、友人に借りた車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』を読みました。私はこの作家を知らなかったので何の予備知識もなく、私小説とはまったく思わないで面白い…

『草原の実験』と『てぶくろ』

先日、友人にすすめられてアレクサンドル・コット監督の『草原の実験』というロシア映画を観てきました。第27回東京国際映画祭で「WOWOW賞」と「最優秀芸術貢献賞」を受賞したそう。 砂漠の真ん中の一軒家で、屈強な父親と暮らす美しい少女の物語。その少女…

「ラオスにいったい何があるというんですか?」 いちご大福

今朝、ピッピのメンバーであるプー子さんに村上春樹著『ラオスにいったい何があるというんですか?』を借りて、その足で東京の反対側にある実家へ向かいました。母がめまいがするというのでね。 本は、いくつかの旅行記をまとめたもの。都心を通り越して向こ…

第16回まちだ男女平等フェスティバル

2016年1月30日(土)~31日(火)に例年通り男女平等フェスが開催されます。ピッピも展示参加しています。他に色々な企画(映画や講演や軽食堂など)がありますので、良かったら足をお運びください。 今日は準備をしてきました。私はちょっとしか手伝ってい…

山中恒―子どもと物語で遊ぶ―展

ピッピの新メンバーIさんと、町田市文学館の〈山中恒―子どもと物語で遊ぶ―展〉のオープニングセレモニーに参加してきました。 山中恒さんは、私が小学生の頃に読んでいた本の作家なので、おいくつなのだろう、と思ったら84歳なのだそうです。まさか嘘でしょ…

ペンギンの憂鬱

あれやこれやと日々面倒なことがあって憂鬱な気分です…。 おまけに、そろそろうちの中学生の志望校も決めないといけなくて、来週は学校の個人面談があります。やれやれ。 うちの子どもがADHDでディスレクシアという特殊な事情を抱えているせいもありますが、…

レモンとモースとアボカド

国産レモンもらったので、その使い道を考えていました。朝晩冷え込むせいか喉が痛いような。おっ、ちょうどよい、ということで、レモネードをつくってみることにしました。 うっ、これはすっぱいな…。でも、蜂蜜とよくあっている。 ……ふ~ん、喉も落ち着いた…

ロボット Pepper

急に寒くなりましたね。 何か温かいものでも飲もうと、ときどきひとりでこっそり使っている町田駅前のSun’s Cafeというお店に久しぶりに入ったら、入口ですれ違った小さい人に目で後を追われたような気がしました。 「えっ?」と見返すと、あちらもじーっと…

ハロウィンと日本人

今日は、ハロウィンですね~。 先日の読書会で、仮装してどうして悪役にならなければいけないのか、子どもに説明するのが難しいと言ってたかたがいました。そうか、子どもって常に良い子であることが求められているから。 でも、駅前に出たら、どうしてこん…

『現代ウクライナ短編集』『日本その日その日』

昨日の新聞で、ノーベル文学賞を受賞したベラルーシの作家スベトラーナ・アレクシエービッチ氏の邦訳本についての記事を読みました。 有名な『チェルノブイリの祈り』は岩波現代文庫から出ており、今後も重版していくようですが、他の作品はすでに版権が消滅…

ノーベル文学賞にスベトラーナ・アレクシェービッチ氏

ノーベル文学賞に、ベラルーシの女性作家スベトラーナ・アレクシェービッチ氏が選ばれたようですね。1948年ウクライナ生まれのジャーナリストのかたです。意外な方が選ばれたとちょっとびっくりしました。 でも、このかたの著書で我が家にあったのが『チェル…