物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

物語・小説

東京国際文芸フェスティバル

あれこれ忙しくてブログを書く時間がないんですけれど、このところ文芸フェスのいくつかの催しに参加していて、刺激的な時間を過ごしています。英語がほとんどわからないのが情けないですが、やはり世界的に読まれている作家の言葉は深くて、唸ってしまいま…

物語性 ユリア・リプニツカヤ

続けて書きます。 ソチ・オリンピックの女子フィギアスケートを見ていて、ユリア・リプニツカヤ選手の演技に愕然としました。スピンの技術もすごいのだけれど、表情や音楽や赤い衣装なども含めた物語性のある、深みのある芸術表現なんですね。すごいなぁ…と…

日常/オフレコ Everyday Life/Off the Record

あれこれ忙しくて個人的日常に追われていますが、昨日はKAAT神奈川芸術劇場〈中スタジオ〉という演劇とかの練習をするところ(?)で行われているグループ展に行ってきました。 実は、この企画にくっついた「岡田利規トークイベントと小説の朗読」が目当…

ノーベル文学賞作家 ル・クレジオ氏の講演

2013年12月18日東京大学で、2008年にノーベル文学賞を受賞したル・クレジオ氏の講演がありました。雪になるかもと言っていた日です。雨でしたが、整理券をもらうのに外に並んでいて、あわぁさすがにすごいなぁと思いました。…と言いつつ、9番だったので良い…

翻訳と読み聞かせ

昨日は津田塾大の公開講座に行ってきました。私たちの読書会でもとりあげたクッツェーの『恥辱』を翻訳された鴻巣友季子さんのお話でした。 タイトルは、新訳はコンテンポラリー文学であり得るか? 読書会で最近とりあげた『星の王子さま』『キャッチャー・…

高橋源一郎さんと川上未映子さんの対談

昨日の夕方、明治学院大学横浜キャンパスの国際学部付属研究所というところで、作家の高橋源一郎さんと川上未映子さんの対談を聞いてきました。時間的に諦めようと思ったんですけれど、無理して行って良かった。 小説についての色々な話はなかなか興味深い内…

ジャン・フィリップ・トゥーサン

ベルギー生まれの作家、ジャン・フィリップ・トゥーサン氏の講演会に行ってきました。タイトルは「小説の真実」です。場所は東大本郷キャンパス、訳者の野崎歓先生の通訳でした。 私はトゥーサンの本をデヴュー作の『浴室』から90年前後に出版された最初の…

新しいすいすい童話館

義母がスイミングスクールの季刊新聞「す~いす~い」に童話を連載してまして、今回もイラストを描かせてもらいました。そろそろ引退するという話も出たのが嘘のよう。予想外に斬新な物語です。

水族館と物語

今日は新江ノ島水族館に行ってきました。クラゲ、きれいだったなぁ…。 というか、海洋生物はやっぱり陸の生きものとは違う生きものなんだなぁと思いました。けれど、海の生きものも個体差はかなりあって、色々な個性があることを実感しました。あきらかにし…

夢の話

また新しく短篇を書こうと思っているのですけれど、ヒントが足りず、なかなか形が見えてこなくて困っています。 小説って全部が全部作り事というようにはできないんですよね。核になる部分に真実の経験をもってきて、そこを想像力やら何やらでふくらませてい…

善福寺公園 図書館子どもまつり

ある雑誌に投稿しようと20枚の短篇小説を書きました~。 ただ、飲み会やらなんやかやで疲れ切って郵送するには間に合わず、今朝、大急ぎでもう一度書き直してプリントアウト。昼前に荻窪まで直接持って行きました。 ちょうど去年の今頃だったか、現役で児…

今日もいろいろ

相変わらず朝から暑い13日(金)。11月から12月にかけての土曜連続の身体表現(コンテンポラリーダンス)の講座について、朝から打ち合わせがありました。まだだいぶ先ですので、夏休み明けに詳しい宣伝をします。本当に必要な人に届くといいなぁ…。 …

小説を書くって?

~ 明日7月12日(金)町田市民フォーラム3階多目的室で読書会があります~ ★子どもの本の読書会 シルヴァスタイン『おおきな木』/9時半~ ★ささやかだけれど役にたつ読書会 井伏鱒二『山椒魚』/13時半~ 尋常じゃなく暑いですね~。景色も歪んで見…

すいすい童話館

いつからだったか忘れてしまいましたが、もう十何年(何十年?)も前から義母がスイミングスクールのスウィングループ季刊新聞「す~いす~い」に童話を連載してまして、私もイラストを描かせてもらっています。義母が引退したほうがいいのかなぁとようなこ…

7.結末について

★14日「火」9時半から町田市中央公民館7階の団活コーナーで、子どもの本の読書会があります。テーマはアーノルド・ローベル『ふたりはともだち』の「おてがみ」です。自己紹介用に、お気に入りの本を一冊持ってきて下さい。私もなんとか出席できそうです…

6.枝道

すみません。あれこれ忙しく、昨日は疲れてお休みしてしまいました。今日も疲れがとれないけど、気分転換に散歩に出ましたので、そのことを書きます。 散歩は大好きです。特に、初めての道が楽しい。本道をずんずん歩いていると、脇道に入りたくなります。た…

5.具体的な情報

今日は私たちのグループ(ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト)のミーティングの日でした。普段はそれぞれの仕事で忙しいのでメールでやりとりしていますが、ときどきやはり実際に会う必要があります。今日はホームページのリニューアルについても話…

4.物語の始まり

物語には、始まりがあってお終いがあります。物語とは、バラバラの事柄を関連づけて、どこで始まり、どこでお終いなのかを認識することなのではないかと私は思います。ものごとをかたまりで把握できると、その中に意味を見出すことができる。また、そのかた…

3.嘘

昨日のみずたまりさんのコメントから思いついたことです。 幼い頃、私はとっても内気で、目立つことが極端に嫌いでした。学校でもほとんど何もしゃべらず。絵を描いたり、工作したり、作文を書いたりすることでも注目されるのではないかと警戒してました。そ…

2.面白さ

読書会で堅い本(J・M・クッツェーとか?)を採りあげると、「読むと暗くならない?」と言われることがあります。単純に、読書している人は暗い、なんて言われることもある。そりゃ、暗い人もいるでしょうけど、…いや、よくわかりませんが、暗くなるために…

1.原風景(げんふうけい)をみつける

原風景とは何か、手元の新明解国語辞典を引いてみました。 「(様変わりした現実の風景に対して)本来そうであっただろう(あってほしい)とイメージする風景」 ということは、現実の記憶とは限らず、本来そうであるはずの、またはそうあってほしいと望む風…

続けるために……あと一週間、あと一年

ブログを始めて一週間が過ぎました。まだ技術的にわからないこともあるのですが、書くことについては展望を持ちたいなぁと思います。何を書こうとしているのか、ある程度わかっておきたい。そんなことを考えつつ、とにかくもう一週間続けてみようと思います。…

幻覚

蒸し返すようなんですが、4月30日にも書いた幻覚の話。病んで幻覚を見るのと、病まないで幻覚を見ることの差って何なのでしょうね? 最近、わけあって精神病院に足を運ぶ機会があるのですが、いつも混乱してしまいます。病気は辛いだろうと想像すると本当…

散歩

散歩は物語を読むことに似ているなぁとよく思います。 今夜は川沿いを歩いて、もうこのへんで折り返したほうがいいかなぁというあたりで写真を撮りました。今夜の私に行けるのは、ここまでだったようです。でも、別に何があるわけじゃないけど、すごくきれい…

物語のある世界

何年も前の話になりますが・・・ 我が子に絵本を読み聞かせることにはそれほど熱心ではありませんでしたが、私は自分が面白いものを子どもについ読んでしまうという癖がありました。そういう意味では、絵本に限らず、雑誌のコラム、何かのパッケージの注意書…