物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

ダブル読書会

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 ↑子どもの本の読書会の様子です。課題は絵本『ザガズー じんせいってびっくりつづき』で、8人の参加です。子どものそのときどきの変化(成長)をいぼいのししや毛むくじゃらの生きものにたとえるところがリアルで面白いのですが、どうしたわけか親の変化(老化)をたとえる最後の部分にみなさん変にひっかかってしまって。もしかして、老化のほうが気になる年齢層? あ、いや、私が? …若い方のご参加も、お待ちしていま~す。

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 こちらは、ささやかだけれど役にたつ読書会の様子。メンバー入れ替わって、参加者は12人です。辻村深月さんの直木賞受賞作の短篇集から最後の「君本家の誘拐」を選びました。これ、ほとんど優等生的な女性が主人公なのですが、むしろそれが災いしてしまう…というか産後すぐの母親がいかにおかしくなるかという物語で、一線を越えてしまうんですよ。他人ごとと思えず、身につまされました。

 こちらの読書会は男性も参加して下さってますが、80代の男性のご意見「女性のほうが人生において変化を要求されるのかもしれないね。大変だねぇ。でも、成長する機会があるんじゃないかな」と。変化の機会、うまく成長の切っ掛けにしていきたいですね。別に意図したわけじゃないけれど、不思議と前半の『ザガズー』と関連しているなぁとドキリとしました。