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物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

突然ですが、背景を取り替えます。

 なんかうまくいかない…。本当はこんな絵です。これでも、画像をうまく取り込めていなくて、青島の後の日付が切れていますね。前作と同じく1987年2月15日に描いたものなんです。スケッチを2枚も描くなんて、よほどのんびりしていたのでしょうね…。

 まあ、それにはわけがあるんです。

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 あのとき、大阪から鑑真号で上海に着いたのですが、大勢の人が押し寄せたので、ぐずぐずしていたらホテルがぜんぜんとれなくなってしまったんです。前年も同じ目にあって、ひどく苦労して大学の留学生寮に泊めてもらった記憶がありました。とにかくすべてのやりとりに手間取って、なぜかアメリカ人の青年と協力してやっと夜中に交渉成立したのでした。

 それを思うとどっと疲れ、青島行きの船のチケットを買ってしまったのです。汽車の混雑はひどく、座席指定のないチケットなど買ったら一晩中荷物を背負って立っていることになるのはわかっていたので、船に賭けてみました。

 私が買ったチケットは2等だったと思いますが、わりと広くて清潔な部屋に2段ベッドが2つついていました。友人と私、それから上海の大学の先生が2人。上品な年配の先生は日本の文学が専門で、日本語を少し話されました。とても優しい方でした。でも、なぜかなかなか話が通じなかったんですよね。年齢が違いすぎたのかな?

 もうひとりはちょっととんがった若い先生でした。英文学が専門らしく、英語を話されていましたっけ。私は英語が苦手ですが、それでも少し会話ができました。西洋のものというか、新しいものに惹かれる気持ちはよくわかりました。

 それから、お世話をしてくれた船の乗務員のお姉さんがいて、仲良くなりました。同じくらいの年だったせいか、私の中国語は役に立たなかったけどなぜか話は通じて、冗談なんかも言えました。やはりコミュニケーションって、不思議なものですね。

 ただ、問題は、鑑真号では平気だったのに、なぜかひどく船酔いしてしまったこと。もう本当に気持ち悪くて、七転八倒の苦しみ。青島に着いて、どんなに嬉しかったことか。天国に見えましたね。

 そんな気持ちで描いた絵です。

 

 ところで、昨日は「ピッピのくつした」編集会議、今後の活動について考えるワークショップ、ささやかだけれど役にたつ読書会、市民企画講座打ち合わせなど一日に全部詰め込んでしまいました。読書会では村上春樹風の歌を聴け』でした。でも、充実していて楽しかったです。みなさん、お疲れ様でした。