物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

2013年12月31日

もうそろそろ今年も終わりですね~。

ところが、家族それぞれ忙しくて、顔を合わせる暇もありません。

今も、せっかく料理を作ったのに誰もいないのでひとりで日本酒を飲んじゃっています。

ちょっと酔っぱらっているかな。大丈夫かな?

 

ゆっくり読書する時間がなくて、つい斜め読みしちゃっているので紹介できる本がないんですけれど…と言いながら、ええと、昨日読んでいたのは青山七恵さんの『かけら』という小説です。

二十歳の娘と父親がバスツアーに行くという話なのですが、今は、こういうことってあるんだぁ!とびっくりしました。自分が二十歳の頃は、機会があったとしても父親と二人でバスツアーに行かなかったろうなぁと。じゃ、子どもとその父が行くかと考えても、やっぱり行かないような気がするんですよね。ほぼ、同じ年齢設定ですけれども。

で、この小説を読んでいたときに私よりだいぶ年配の人たちとお話したら、こういう感じがあるみたいなんです。

文化の違いって、親子の年齢差があるから、交互にやってくるのかな。つまり、自分の子どもとの間の世代や、自分の親との間の世代のことは知らないのかも、なんて思いました。

 

あと、ちょっと気になるのは、海外の小説ばかり読んでいるせいかもしれないけれど、日本の小説が以前ほど楽しめなくなっていて。なんだか、世界を広げようとしていて、かえって閉じこもってしまっているような息苦しさを感じてしまって。なんでしょうね。

そういう時代だと言ったらおしまいですけれど、そこのところを広げるのが文学の役割じゃないかと思うんですけれども。

 

ところで、すっかり書き忘れていましたけれど、1221日にパフォーマンスキッズ・トーキョーフォーラムというのに参加しました。パンフを見ると「ダンスや演劇、音楽などのプロの現代アーティストを学校やホールなどに派遣、10日間程度のワークショップを重ね、子供たちが主役のオリジナルの舞台作品を創作・発表しています」

文化人類学の話から音楽や脳の話まであって面白かった。文学も、もう少しこんな感じで開かれるといいのになぁと思いました。

 

 すみません、話はまとまりませんが、そろそろこのへんで。

皆さん、良いお年を。