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物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

物語性 ユリア・リプニツカヤ

続けて書きます。

ソチ・オリンピックの女子フィギアスケートを見ていて、ユリア・リプニツカヤ選手の演技に愕然としました。スピンの技術もすごいのだけれど、表情や音楽や赤い衣装なども含めた物語性のある、深みのある芸術表現なんですね。すごいなぁ…と心揺さぶられました。

これだけ技を持っているのに、その技に溺れることなく見えない何かを表現しようというのは、大文豪の多いロシアの伝統のせいなのでしょうか。15歳なんですよね…。

ところで、今、プライベートにいくつか心配事を抱えていまして、一番心に重いのが一週間前に脳梗塞で倒れた義母のこと。全失語という診断なのですが、言葉は交わせなくても、対面すると義母の世界が広がっていること、人間的な深みが感じられます。

体が動かなくても、言葉を失っていても、児童文学作家である義母には物語があるのかなぁと思います。物語性って、実は、言葉ではないのかなぁ?

ブログにハードな本ばかり紹介してますが、実は、この一週間はあまり重い本は読んでいないんです。でも、本は読みますね。

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狗飼恭子『オレンジが歯にしみたから』というごく短く軽い詩のような小説集には、なんだか癒やされました。高校生らしい僕と彼女の恋愛以前の恋愛を書き留めたところ、この年頃にのみ共有できる物語なのかなぁ。どこか懐かしいような。

と言いつつ、高校生の頃の私はもっとドロドロしていたような気がしますし、うちの高校生の子どももまた私とは別の種類のドロドロです、現在。

だから、新鮮なのかな。