物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

ブルーベリーミルクと優等生病

涼しくて過ごしやすい日もあるのですが、だからこそ暑い日は体力消耗しますね。夏バテ対策に最近いただいているのが苺ミルクならぬ、ブルーベリーミルクです。濃い実の色と牛乳のコントラスト、特に★の部分が可愛い。苺よりさっぱりしています。

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これは、ブルーべリーを入れたコップに牛乳を注ぐだけという恐ろしく簡単なものですが、汗だくで帰宅した時など急いで食するとたちまち元気になります。効用は全然わかりません。経験として、元気が出るんですよ。

ま、あまり信じないで下さい。

 

読書案内『ピッピのくつした』第16号ができあがりましたので、25日の読書会の後すぐ夕方5時から打ち上げがあります。冊子は町田市各図書館に置いてありますので、興味のあるかたはもらって下さい。無料です。読書会でも配布します。

さて、ピッピの冊子関連でちょっと雑談。

編集作業をしている間、編集メンバーの間でよく聞かれたのが「優等生だから」という言葉。優等生という言葉が何を指すのか最初はよくわからなかったのですが、あまり良い意味ではないなという印象でした。

細かな文字や写真の直しなど校正については活発に意見が出るのに、冊子の構成や特集の組み方や文章の内容の話になると皆しーんとしてしまうのです。一番面白いところに、皆さん乗ってこないのです。で、「優等生だから」という言葉が出るんですよ。

優等生って、何なのでしょうね?

学生時代に優等生だったということなのでしょうか?

私も、ある程度は優等生の要素もあるにはあったので(あいまいな言い方ですが、思春期以前の話ですのでね)イメージを勝手に箇条書きにしてみると…

 ①真面目にコツコツ勉強するので、テストの点数は一定ラインを越える。

 ②規則を破らない。集団行動を乱さない。

 ③目上の人(先生や先輩)に従う。友人とも議論しない。

すぐに思いつくのは、これくらいです。もしかしたら、③は女性の優等生特有のものかもしれないですね。むしろ男性の場合はリーダーシップをとるということが入ってくる気がします。

そう考えると、①も、男性は一定ラインというよりトップというイメージ。②にしても、男性は多少はみ出すのもアリかなという気がします。

だとすると、女性の優等生というものが狭い枠の中に閉じこもって、いや、閉じ込められて(?)いるように感じられてきますねぇ。小さな囲いの中からで出ないようにいつも注意しているみたいな。あ、いや、なんだか出ようとしても出られないみたいですよね。

なんなんでしようね?

私達のメンバーには男性も何人かいますが、まだ子育てが終わっていない主婦がほとんどですので、そのカラーが強い。昔と違って専業主婦はほとんどいなくなって、子どもの学費のために仕事をしている人が多く、会の運営も大変です。

それはしょうがないし、まあ普通のことだとも思うのですが。

ひっかかるのは、皆さん、なかなかの有名大学を出ていたりして、昔は優等生だったのだろうなぁと想像できるのに、一歩下がってしまう。プライドはあるんだけれど誇りとは違うみたいで、なぜか自信がないんですよね。

すごくもったいない感じがしますが、それは何なんだろう? ストッパーがかかっているみたいに見るんですよね。……うーん、もやもやする。

確かに私達の時代は、自分も、雇い主も、まだ女性が長く働くことを想定していませんでした。だから、最初からそういう働き方をしていて、出産後も仕事を続けることが難しかったんですよね。

私が働いていた会社なんて、産休が男性にしかなかったんですよ。女性が妊娠してまで働くことを想定していなかったんです。私は妊婦として働く最初の女性社員のひとりでした。そういうこともあったよね。

でも、子どもの頃は両親に従い、学校では先生に従い、仕事では上司に従い、結婚してからは夫に従い、従順なだけで自分で何も考えないのは良くないと思いますよ。

どなたかが言ってたけど、パートの仕事も、PTAや各種ボランティアも、そういう主婦の特性をうまく利用して成り立っているような気がします。今、私がやっているちょっとした賃労働にもそういう要素があります。主婦しか雇わないという方針によって会社は信用を得ているんです。実際、主婦はものすごく丁寧に仕事をするのでね。うまいなと思いますよ。

それをわかって利用するくらいでいいと思います。少なくともそういうカラクリくらいは見えていたほうがいいし、どこが大事かも見えたほうがいいですよね。いつまでも小さな枠に入っていなくてもいいんじゃないでしょうか。だって、もう半世紀近く生きている大人なんですから。

違っていたら、皆さん、反論して下さい。

明日、また続きを書きたいと思います。