物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

お彼岸 介護入門とくっすん大黒

他の親族は都合が悪くなってしまったので、うちの家族4人で義母のお墓参りに行きました。気持ちはすっかりラフになってしまって、4人ともほとんどそのへんに散歩にでも行くような気分で虎ノ門に。

でも、お寺に行ったら、案外みんなふらりと立ち寄ったみたいな、そんな感じでした。ほとんどのお墓にはお花が供えられていて、そういうものなんだなぁとしみじみ思いました。そうね、仏様にとっても、そういうほうがいいかもね。

さて、お寺を出たら、なぜだか私はひどく空腹で、餃子が食べたくなってしまいました。「なぜここで餃子?」「そんなん食べたくねーよ」と家族に言われつつ、皆を引き連れて近くの中華料理店に入り、ジャンボ餃子を食べました。ふ~、落ち着く~。

耳鳴りはストレスが原因と言うけれど、それより、耳鳴りがものすごくストレスです。そのストレスというのはひょんなところに出るもので、集中力の欠如と疲労感に苛まれるだけでなく、食欲が増してしまうのですよ。ああ…このところ2キロほど太ってしまいました。

餃子を食べると家族はみんな帰ると言うので、私は摂取したカロリーを消費すべく、ひとり虎ノ門ヒルズまで歩いてみました。オフィスがほとんどで、思ったより落ち着いたところなのですね。

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それで、気がついたらカフェに入ってしまい、チーズケーキとカフェラテを注文していました。3階のTHE 3RD CAFEというところです。安価でおいしかった。…もう、どうにもなりません。

読書タイム。

カバンに入っている本は、読みはぐっていたモブ・ノリオ『介護入門』と、町田康『くっすん大黒』です。ロックンローラーにはまっているわけじゃないんですけれど、やっぱり語り口に特徴があってが面白いなぁと思います。

『介護入門』はキューブリックに映画化された『時計仕掛けのオレンジ』の語り口にどこか似ていて、両者のテーマとしてが対照的とも言えるところが興味深かった。

そうそう、くっすん大黒ってどういう意味なんだろうと思っていたのですが、読んだらあまりにくだらなくてぶっとびました。でも、くだらなすぎて、その常軌を逸してしまっているところに、正直惹かれてしまいました。耳鳴りストレスが妙に癒やされたし、面白かった~。