物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

お好み焼き

母の入院のことで、ちょくちょく地元下町に帰っています。

先週は、田端駅前にある〈田端文士村記念館〉というところに行きました。高橋源一郎氏の「戦後文学の果ての果て」という、なんだか来の遠くなるようなタイトルの講演会があったのです。文学にどうやって希望を持ったらよいかという話ですね。

で、田端文士村というのはよく知らなかったので、パンフレットを見てみました。

「明治22年、上野に東京美術学校(現・芸大)が開校される」と「美校を目指し、学び、巣立った若者たちが田端に住むようになるのです。」その芸術家村であったところに、大正3年に芥川龍之介、5年に室生犀星の転入、その後、菊池寛堀辰雄萩原朔太郎など次々が移ってきたそう。

そういう時代もあったんですね…。

今週末も母の入院する病院へ行きました。股関節の術後の経過も良いようで、退院も予定通りになのそう。

病院の帰りに地元の友人たちと会い「お好み焼きが食べたい」と頼んで、念願を叶えてもらいました。持つべきものは友。中学入学時に同じクラスだったメンバーです。

それにしても、一緒にお好み焼きを食べるのは35年ぶり?…という話になりました。言葉では軽く言えるけど、すごい歳月だよね…。

そして、やっぱり下町の〈お好み焼き〉はおいしいっ。感激してしまいました。

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てきとうに混ぜて鉄板に乗せ、変にいじらずに話をする合間に3、4度ひっくり返す。と、できあがり。分厚くって、中のえびもふっくらしていて優しい味がします。ここのお店の特徴は、キャベツだけでなく細かく刻んだ人参とピーマンがは入っているということ。さっぱりしてフルーティな感じです。私は薄味が好きなのでソースは少なめに、鰹節と青のりをたっぷりでいただきました。

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それから、なんと言っても一番懐かしいのは、〈もんじゃ〉です。めんたいもんじゃにお餅のトッピング。みんなで一緒にヘラでつついて食べる。久し振りに会っても、話が弾むというものです。中学生の頃は、もんじゃだけ食べていたような気がします。

でも、今は大人ですので、イカ、ナス、葱なども単品で頼んでバターで焼きました。ナスはしょうがと醤油でいただきました。

最後は、〈かき氷〉でしめ。昔、よく食べたふわふわの本当のかき氷でしたが、値段は400円台。サイズは普通、小さめ、極小とあり、小さくなるほどに100円引き、150円引きと安くなります。だいぶ食べ過ぎていたので、「それぞれ極小を頼んだら…」と提案したら、友人に「甘い!」と言われました。

大きさが半端ない。小さめサイズがこれ。いちごにダブルミルクで。

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なんと、スプーンが人数分ついてきました。おじさんに「鉄板にぼたぼたこぼされると困るんだよねっ」と鉄板にはフタをされました。これが美味!