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物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

「バケモノの子」がすごく良かった

映画

昨夜、一家団欒のときに映画「バケモノの子」が話題になりまして。

こういうアニメは本来子どもが観るべきなのだろうと思うのですが、うちの子どもたちは受験生ですので土曜日も塾と予備校です。50歳以上だと夫婦割り引きがあるということもありまして、今日は夫と二人で「バケモノの子」を観に行きました。

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前作「おおかみこどもの雨と雪」を観たときは、あれっ、どこかからうちの子どもたちを観察されていたんじゃないかな? と思うくらいうちの子どもたちにそっくりで驚いたのですよ。それが、今作は似ているというレベルではなくてまさに、今、私の身の周りで起こっている子ども関連の問題と重なりました。もう衝撃が走りました。

いや、人が成長して大人になる普遍的なプロセス描いているだけなのかもしれませんけれどもね…。昔から、簡単に大人になれたわけではないと思います。でも、色々なことが複雑になりすぎている現代、きちんとその現代的自我を持った大人になることって、きっと大変な困難を乗り越えないと可能にならないことなのでしょうね…と思います。特殊な事情を抱えていればいるほど。

また、本人だけでなく、サポートする者にとっても大変な試練です。この映画では、保護者が成長していく様子も描かれていました。人をひとり育てるって、保護者としてはきっちり落とし前つけなければならないし、責任をもたなければならないし、なんたって命がけです。それも自分だけでなんとかなるものではなく、他の人にも力を借りないといけないわけで。本当に、どれだけの労力がかかるでしょうね……と気が遠くなりますよ。

それにしても、あまりにも私の身の周りに今起こっている現象と一致した物語に、映画の後半はずっと泣いてました。いや、勇気づけられたし、参考になることも多々あったのですよ。…ただ、隣に座っていた若いカップルには変に思われたでしょうけども。

そして、この映画には、メルヴィルの『白鯨』が出てくるんです。そんなこととは知らず、なんとこの本までちょうど読んでいる最中でして。こういう偶然って、あるんですね。

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本当に、映画はものすごく良かったです。