物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

今日は編集会議と文学館の内覧会

すっかりご無沙汰しています。

今月末発売の『ユリイカ』2月号に掲載していただく詩を書きつつ、『抒情文芸』次号に投稿する小説が今日締め切りなので、がんばって書いていました。おまけに明日は子どものセンター試験、その後、都立高校の推薦もあります。その他にも、暮れに母の入院と先日の退院をはじめ、プライベートでもあれこれ。こんなに重なるものかと…。

風邪をひいたような気がしていましたが、ひいている余裕がなかったようで治ってますね。喘息になると大変なので、これは良かった。気がはっているのかな。

今日は、読書案内『ピッピのくつした』の編集会議があります。夕方は文学館で〈山中恒展 内覧会〉もあります。

私は、児童文学黄金期に育ったわりには、小学生高学年まで本が手に入りやすい環境にいなかったのであまり子ども向けの本を読んでいませんが、山中恒氏の本は何冊か読んだと思います。

一番思い出深いのは『小説の書き方』という「一子」という風変わりな女の子があれこれ考える物語。…だったと思うのですが、四十年も前に読んだので、記憶が定かではありません。ええと…ポストの前で郵便物の集荷の職員が来るのを待ってやりとりするシーンなど、妙にひっかかる場面がいくつもあったと思います。

私はたぶん、すでにそのころに小説を書きたいとなぜか思っていたのですが、どうやって書くのかまったくわからなかった。わからないのに、どうして書きたいと思うのかな? その本に出てくる一子にもわからないままだったと思いますね。いやに早熟で個性的な女の子が、あれこれ関係ないことを考えるんです。

確かに、それがつまり小説を書くということなんですよね。今も、このように逃れられない生活のあれこれに思い悩んでいるほうが小説は書けるような気がします。