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物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

「光のノスタルジア」「真珠のボタン」

午前中仕事をして、午後、渋谷アップリンクでパトリシオ・グスマン監督の「光のノスタルジア」(2010)「真珠のボタン」(2015)というチリの映画を2本続けて観てきました。アトリエまあんのミズタマさん(→リンク)のおすすめです。

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ドキュメンタリー映画にしてはどちらも影像や音が美しすぎて、様々な感覚を刺激されながら観ることになりました。テーマはとても重いのですが、深く閉ざされていくわけではなく、不思議に開かれていく感じがありました。

1本目は、1973年から18年間続いたピノチェト独裁政権の間に起こったことを描いているのですが、それとはかけ離れたことが同時に語られていきます。標高が高くて極度に乾燥した世界一天体観察に適したこの場所に立ち並ぶ天文台と、あれこれ語る天文学者。この間に広がる砂漠。

2本目も同様に、ピノチェト政権の犠牲者と、もっと古い時代にあった先住民に対する虐殺の間にある世界。広がる海。「考えるという行為は海に似ている」。

50歳を過ぎたからでしょうか、ノスタルジアという感覚に最近弱いのですよね。