物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

小説を書くエネルギー

そろそろ桜は終わり。あちこちで別の花が咲いています。

短期にわっと咲く花には、妖力のようものを感じてドキドキします。繁殖しようとする思いの強さみたいなものなんでしょうかね。私はもうそろそろ枯れつつありますが、やはり、こういうエネルギーに触れると気持ちが高揚します。

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実は、今月15日に季刊誌『抒情文芸』の投稿締め切りに間に合わせようと、昨日から小説を書き始めました。今までなかなかやる気にならず、今回はまさかのパス? と思っていたのですが、草花の強い思いを感じているうちに書かずにいられなくなりました。

有名なぺんぺん草も花盛り。道路の下から健気に出てきたのも…。

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それにしても、ここまでぎりぎりに書き始めるって…?

その結果として、超スピードで書かないといけないことになってしまうんですが、先日、江ノ島水族館に行ったときに、いくつかのメモをとってはあったので、それを早速使うことにして、第一稿をさきほど仕上げました。

う~ん…なんで仕上がるんだろう?

自分で書いていて(ある程度書き方のノウハウの蓄積はありますが)どうして書き上がるのか、よくわかりません。登場人物は(主人公だって)まったく未知の人なのに、急速に思い入れて憑依せずにいられなくなってしまう。

今回みたいに一週間で書くとなると、そこらへんが、自分でもかなり不可解です。

ただ、読み返して思うのは、自分の私生活の中で課される無理難題を小説を書くことで解こうとしているんだなぁ…と。

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なんにしても、雑草のみなさん、ありがとう。

こういうみなさんにスポットを当てることこそ、小説を書く醍醐味だと思っています。