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物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

カーヴァー『でぶ』読書会

読書会

昨夜〈ことばらんど読書会〉がありました。私だけでなく風邪など地味にはやっているらしく、参加者は少なめでしたが、かえって少ないほうが盛り上がるということもありますね。

とりあげたカーヴァーの『でぶ』は、たまたま村上春樹 翻訳ライブラリーに入る前の翻訳のほうを読みました。字が大きいということやら、なんとなく違う気がしていたのですが、朗読しながらチェックしてもらったら細かいところが予想以上に修正されていることに驚きました。修正のほうがよりドライで距離がある印象。でも、個人的好みとしては最初の訳のほうが好きかな。

読書会では『でぶ』の中にでてくる見たこともないほどの「でぶ男」の身体的大きさと精神的大きさに着目。一般的基準(←空中に浮いてる幻想的基準ですが、意外に強固)に照らし合わせると、でぶというのはかなりマイナスですが、その基準が徐々に揺らいでいき反転するドラマをじっくり体感しつつ語り合いました。

これほど短い作品に、ダイナミックな構成力と仕掛けがあり、それを若い人たちの回転の速さでスピーディに読んでいくのはなかなか刺激的でした。心地よい時間を、ありがとうございました。