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物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

夏目漱石「三四郎」

最初にお知らせです。

次のささやかだけれど役にたつ読書会は8月19日(金)13時半からになります。テーマは夏目漱石の「三四郎」。場所は町田市民フォーラム多目的室です。

この日の午前中10時からは、いつもの子どもの本の読書会ではなく〈ものがたりに入っちゃおう〉のワークショップを、子どもも大人も一緒にやろうと思います。テーマはイソップ童話です。

 

それで今、漱石の「三四郎」を読んでいるところです。中学生の頃に「坊ちゃん」の次…だったかに読んだような気がしますが、あんまりよくわかっていなかったんでしょうね。あらためて読み、その新鮮なことに驚かされています。漱石はかつてよりも時代が進むごとに評価が高くなる作家だと思いますが、これ、本当に今の時代に合っているんじゃないかなぁ…と。読書会、楽しみです。

そうそう、先日、用事のついでに、東京理科大の近代科学資料館というところに寄ってみました。〈「坊ちゃん」とその時代〉という特別展示が行われていたからです。東京理科大と言えばその前身は、坊ちゃんの出身校「東京物理学校」でしたよね。

こんな時代を思わせるデザインの建物です。

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お客さんの多くは漱石目当てのようでしたが、常設展のほうでは1931年に考案された微分方程式を解く大型機械式計算機の実演などあり、どうしてもそちらに目がいってしまいます。

常設展の中央には、手動式計算機に触れるコーナーがありました。大正時代から1970年頃まで一般に…というか当初はこれ一台が車一台と同じ価格だったそうですから会社などで使われていたもの。電話機みたいなものでそんなに大きくはありませんが、見た目よりもはるかに重い。持ち運びするものではないですね。

だいたい四則計算をするものだと思いますが、実際に計算をしてみると、割り算はかなり複雑。元の数字から何回引けるかと考えることになるので、その回数取っ手をぐるぐる回さないといけないことに…。

ショックだったのは、1970年頃までこれが使われていたということを自分が知らなかったことです。生まれたときには電卓があったという世界観だったんですよね。

まあ、でも、日本初の電子式卓上計算機が発売されたのは、やはり1964年東京オリンピックの年なんですね。全然一般的ではなくて一台40万円くらいだったようです。でも、あっという間に小型化していくんですね。1970年前後に激変していったのでしょう。

そうなんです。電卓があるのになんでソロバンを習わなければならないんだろうと子ども心に矛盾を感じていたんですよね。

展示で技術革新のいったんを見せてもらって面白かったですが、一番思ったのは最初にしつこく展示されていたソロバンの意味。ソロバンってすごいんだなということです。なんたって、中国で紀元前一世紀の頃からあったんですからね。