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物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

虫たちの家

本の紹介

年を取ってくると、何ごとも忘れないうちに素早く対応がミソです。時間のかかりかたがもう全然違うので。

これから色々忙しくなりそうなので、先日の社全協全国集会の公民館分科会の報告書を急いで作成しています。記憶があやふやなところをメンバーに確認。記録を書いていると意識していなかったことが意識され、文章にすることであらためて色々なことが見えてくることを体感します。記録をつけるということも、物語るということなのかな。

最近読んでいた本は、原田ひ香「虫たちの家」です。私はつい虫に反応してしまい、手にとりました。いつか自分できちんと書きたいなぁと思っているテーマがあるのですが、それがやっぱり虫なのです。昔、書きかけてうまく書けなかった「昆虫屋敷」という小説もありました。虫というのは、つまり全体主義ということなんですけどね。

民主主義が理解されなくなると個人として責任を持って考えていくことができなくなり、結果、全体主義になっていくのだと思いますが、民主主義を伝える公民館が統廃合されている現在、徐々に虫の世界に近づいているのではないか…という気がしてなりません。私は古風な日本人的感覚として虫が好きですが、人間が虫になることはかなり気持ちの悪いことだと感じます。そういう虫はぞっとします。

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この小説は、ネット犯罪に巻き込まれた女性たちの駆け込み寺が舞台になっています。本名で呼び合うことを避けて、虫の名前でお互いを呼び合います。ここで描かれているテーマは母と娘の共依存なのかなと思いましたが、共依存という言葉は使われておらず、全体主義という言葉が出てきました。全体主義共依存というのは、もしかしたらどこかに共通点があるのかな。

昨日は友人と古いカフェでお茶をしたので、用件以外にそんな話も少しだけしました。

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