物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

どこでも読書会

 どこでも読書会(?)ということで、淵野辺のブックカフェ〈サニーデイリング〉に行ってきました。こちらの方面に住んでいる何人かのピッピのメンバーの行きつけのお店だそうです。
 古本屋さんとカフェが合体したようなお店です。本を読みながらお茶も飲めるし、持ち込みのパンを食べながらお茶も飲めるし、もちろん本だけ買ってもいいのですね。近くの大学の教科書も並んでおり、これは便利と思いました。
 すみません、写真撮るのを忘れました。おしゃれだけれど妙に落ち着く場所なのですよ。近くにあったら、通っちゃうと思います。私はチキンカツ定食と豆乳ラテをいただきました。すごくおいしかったし、700円という良心的お値段もありがたいです。
 そのブックカフェでの試みの企画、私の短編「沼から戻る」の読書会です。読書会は20年やっていますが、自分の作品の読書会は初めてなので、なんだか緊張しました。臨死体験として、年配の女性が幼い時代の自分に入っていく物語なのです。
 朗読もさせてもらって、これを書いた3年前のことを思い出しました。この小説はあれこれ考えずに、自由に書いたものなので、読んでいても心地よいのです。でも、朗読すると耳からも聞こえてきて、あれ、こんなに入り組んだ構造だったかと自分でびっくりしました。
 雑誌に掲載していただき、これを故伊藤桂一先生が丁寧に分析して選評してくださったことがとても嬉しかったのですが、まさか、そのとき先生が90代の後半にさしかかっていたとは知りませんでした。本当にありがたく、もったいないことです。
 参加してくださった6人のメンバーの方々も、ありがとうございました。
 流動的読書会のことは、またあらためて書きますね。