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物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

観察

今日はちょっと調べものがあって、某大学の図書館に出かけました。

乗っていた電車の車輌は、そんなに混んでいなかったんです。今のシートは1人の座る領域が微妙に区分けされていますからよくわかるんですが、7人がけのシートに私の側は6人、向かい側にも6人座っていました。

みなさん、電車の中でスマートフォンをよくいじっていますよね。私は最近ガラケーからスマートフォンに移行したばかりのせいかもしれませんが、なんだかカバンから取りだすのが億劫なのですですよね。仕事の連絡メールが来るはずだったので、気をつけていたほうが良いのはわかっていても、まあいいか、とぼうっとしていました。

で、つい数えました。こちらのシートでスマートフォンを操作しているのは3人。]向こうのシートでは4人でした。残りは5人。

こちらのシートの私を含めて3人は何もせずにぼんやりしています。40代か50代の女性で、まあ、ちょっと疲れている感じですね。

対面の2人は読書していました。やはり今でも電車で読書をするものなのですねぇ。分厚い文庫をさりげなく読んでいる年輩の男性と、ハードカバーのを片手で持って宙に浮かせている若い男性。

良く見ると、その本は村上春樹の「海辺のカフカ」でした。彼の熱心に読んでいることといったらありません。年輩の人が渋茶に手を伸ばすような力で読んでいるのだとすると、若者は獲物を狩るような勢いです。物語世界をじっと凝視しています。

すっかり感動してしまって、私は手帳を出してメモしました。これで、こちらのシートは、2人はスマートフォン、2人はぼんやり、1人は手帳にメモですね。