物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

働かないアリ

なかなかブログが更新できなくてすみません。

最近の不安定気温のせいか、ずっと喘息気味なのですよね。大したことはないし、仕事も普通にしているのですが、やっぱり疲れやすくなかなか余裕がありません。

抒情文芸にもまた小説を投稿しようという気持ちはあるのですが、まるで何も手がかりがなく、どうしようかというところです。身近な題材もなくはないのですが、書こうという気持ちになるにはいまひとつパンチに欠けます。

やれやれ、やれやれ。

そうなんですね、私は「こうしたい」という強い動機がないとなかなか重い腰が上がらないタイプなのです。…でも、あと締め切りまで10日くらいしかないよ。スランプだとは言いましたが、それ以前に動機が弱いんです。勤勉じゃないんです。

ここに映画の紹介も書くとか言って、書いてませんね。次こそ書きますから。

――ホントここまでやる気がない奴か、と自分でも呆れてしまいます。

そうそう、先日、新書「働かないアリに意義がある」(長谷川英祐著 メディアファクトリー2010)を読んだんです。そう、自分は働かないアリだなぁとしみじみ思って、検索したらこの本が出てきたので手にとったんです。

意義、あるみたいでしたね。私が望んていることがそのまま書いてあるような気がして、大変に癒されました。

でも、つい人間は働かないアリのほうが少ないと思ってしまうじゃないですか。働くアリのほうが少ないんです。ある瞬間を見ると、働いているのは3割だとか。良い数字ですね。そのくらいがいいよ、と思います。更に、一生働かないアリは1割いるらしい(笑。

でも、働かないアリがいるからこそ、アリの社会は存続できるらしいのです。やっぱりね。みんなが同じように普段からコツコツ働いていると、いざというときに対応できるアリがいないし、いざというときにみんなが疲れていると対応できないんです。アリも働きすぎると疲れてしまうし、早く死んでしまうらしいのです。

くわばら、くわばら。

こう見えて、私も30代のときにうつ病にかかったことがあり、そのときは色々なことをめいっぱい抱え込んでいて破綻しました。人生の分岐点というのはいくつもありましたが、あれもそのひとつ。回復するために、無理をするのをやめました。いや、できなくなったのかな。

だから、一人の人間がずっと同じ役割というわけではないかもしれませんね。アリも年齢によって働き方は変わるそうですよ。若いアリは大事にしないといけないので安全な内勤、年をとると外勤になって食料を探し歩くみたいです。私たちがよく見ているアリは高齢者ということですかね。