エンドレス・ポエトリー
先週末、88歳のホドロフスキー監督の新作「エンドレス・ポエトリー」を観てきました。前作「リアリティのダンス」の続編になっており、これはやはり自伝なのだなと納得しました。
それにしても…。パンフを読んだら、構想としては5部作だそうで、今回はその第2部。現在、すでに3部の脚本を執筆中だそうです。たぶん体験が全部つながって自分というものができあがっていることを強く感じているからこそ、それを表現しておきたいと思うのでしようね。
「リアリティ~」が少年時代だとすると、今作は青年期の進路選択がテーマ。そんなふうに言うと、日本の高校の進路説明会などイメージしますが、もちろん映画は大変にシュールで刺激的な表現になっています。
そうですね、青年期は大事ですね。自分の体験を思い出し、気持ちを新たにしました。
初日に行ったので映画館で座席ビンゴゲームがあり、ブックカバーが当たりました。と言っても、これ、紙1枚です。
……いや、私はくじに当たることが本当になく下手に当たると怖いので、安心しました。来年の手帳に使わせてもらおうっと。
あと、紹介しそびれていた「サーミの血」もまだ上映していました。これも少数民族の女性がやっぱり青年期を迎えて進路選択する物語と言えます。
こちらは差別を扱っていることもあり、正反対と言ってもいい真面目なつくりになっていますが、恋愛に微妙に手が届かない感覚はちょっと似ているなぁと思いました。そういう年ごろなのでしょうか。
この映画も初回に行ったのでプレゼントに、なんと長くつしたのピッピの木製コースターをいただきました。愛用しています。