物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

ヨーロッパ文芸フェスティバル

先週の木曜、金曜、土曜とヨーロッパ文芸フェスティバルに参加してきました。

国際東京文芸フェスティバルがせっかく何度か開催されたのにもう企画はないと聞き失望していたので、企画を知って慌てて申し込みました。

初日は西麻布の駐日欧州連合代表部で。オープニングセレモニーの講演も含めて5つものイベントに参加できました。ビュッフェ形式で各種チーズを使った軽食とワイン、デザートもいただけました。そうか、ヨーロッパ文学にはチーズとワインと甘いデザートなのかなと思いました。

休憩時間に中庭に出てみました。

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これはなんでしょうね。不思議な作品がありました。

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内容についてはひとことで書けませんが、イタリア語、ドイツ語、スペイン語チェコ語エストニア語などで朗読や文学についての話を聞けたこと、大変刺激的でした。母国語という考え方にもバリエーションがあり、それぞれの作家が母国語をとても大事にして書いていることが伝わってきました。

日本語についても考える良い機会になりました。日本語はそれほどマイナー言語ではないと思いますが、柔らかで変化しやすい生命観あふれる言語なのではないでしょうか。

この日、一番感動したのはイタリアから来られたカルミネ・アバーテ氏が語られたこと。アルバニア系の少数言語アルバレシュ語が話される環境で育たれたそうで、イタリア語を学んだのは小学校に入学してからなのだそうです。もともとしゃべっていた言葉・方言がないとリアリティのある物語はひっかかってこないのだと。先日、町田康氏が語られていたことと同じだなと思いました。