物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

「おらおらでひとりいぐも」

金曜日の谷崎潤一郎「異端者の悲しみ」に続いて、土曜日は「おらおらでひとりいぐも」の読書会をしました。

まったく接点のない作品だと思っていましたが、考えてみたらどちらも自伝的な作品。20代の若者と70代の人が自分の人生をどう感じるかということを体感するのは刺激的でした。

土曜日は変則の読書会だったので場所もいつもと違って狭い和室でしたが、8名の参加者で距離が近いせいか発言が多かったように思います。作品が東北弁で書かれていることもあり、方言、自身のしゃべる言葉について考えるきっかけにもなりました。

また、今回飛び入りの参加者から宮澤賢治の宗教観から読み解く意見があり、終盤は小説を書くことについての話にもなりました。

「おらおらでひとりいぐも」の読書会の様子は、冊子「ピッピのくつした」に掲載する予定です。どうぞ、よろしく。