物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

創作表現講座

先週の土曜日、第一回目の創作表現講座を行いました。

友人にプライベートな文章講座みたいなものをやってほしいと言われ、自分には教えられるような文章の技術はないので、それは無理といったんは断りました。でも、もっと何か言葉にんなる以前の、表現するときのもとになる何かを知りたいということでしたので、引き受けることにしました。

私には二人目の子どもを出産して一年後、うつ病になった経験があります。発病した切っ掛けははっきりあり、その瞬間もはっかりガシャンと自分の精神が壊れた音が聞こえたくらいでした。

症状としては主に食べられない、眠れない、外に出られない、と言う一般的なものでしたが、体感としては重症の怪我を負っている気持ちがしました。起きられないのも当たり前です。ちょっとした刺激が傷にひびくので、太陽の光を浴びるのも、雨に当たるのも、人と世間話をするのもしんどい。テレビはもう全然ダメ、花壇のきれいな花々も、その当時は避けていました。そうそう、夜明けか夕方の森などに癒されましたね。

意外に人と会話することのほうが大丈夫でした。たぶん、私が普段からそのまんまな人間で、あまり自分を飾る言葉を使わないせいだと思います。でも、視覚の刺激は強すぎて、それも普段から視覚にばかり気がいっていたせいでしょう。

十キロ以上痩せましたし、かなりやばいなと思いつつ病院には行きませんでした。自分でぎりぎりコントロールできたので大丈夫そうでしたし、自分を観察していたいような気もして。

一番踏ん張りが必要だったのは回復期です。回復するという自分の強い意志が必要でした。そのきっかけをいくつも見つけて自分を納得させようとしました。そのひとつが、表現活動をするということでした。男女平等センター主催の傷ついた女性のための講座みたいなものを受講しました。当時、女子美の先生をしていた深澤純子さんというかたのアート系のワークショップでした。

それがすごく面白く、自分を見つめるきっかけになりました。その後、深澤さんにはピッピにもきていただき、このワークショップを使わせてほしいとお願いしました。何度かやっているうちに、色々と応用できることにも気づきました。

今回もそれを発端に講座を始めることらしました。

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