物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

コロナ小説を書く。

ふと気がつくと7月になっていて驚きますね。コロナ禍では時間の流れが違うのかも…

うっかりしていたら叙情文芸の投稿締め切りがすぐそこに迫っていて青くなりました。青くなったので、主人公の少年の名前は蒼太に決定。

ここ何日か手帳に断片的に書いたことはそれぞれ関連のない場面だったのですが、もっと粉々にして組み合わせていったら、あーら不思議、物語が流れ出しました。なんでしょうね、これ?自分でもわかりません。

なんだか、カップラーメンにお湯を注いだような感じです。
(コロナなどなかった若い頃、バックパッカーをしていたとき、乾麺を琺瑯カップ(大)に割りいれてお湯を注いで食べたものでした。)

その中で複数登場していたのが、その小学1年生の男の子だったのです。仮に颯太と名付けていたのを、蒼太に変更しました。

(なぜ少年か。思うに、最近読んだ漱石唯一の自伝的小説「道草」の影響と思われます。生き生きした少年時代の描写にドキドキしたからでしょう。…と言っても、どこも似ていませんが)

物語が流れ始めると、その世界がよりはっきり見えてきます。より現実に近くなり、音や匂い、漂う空気が肌に触れる感触などにぞわぞわしてきます。
男の子もそうですが、周囲にいる人々もよりリアルに感じられ、自分がこう描きたいと思っていた人物からどんどん離れて実態を持っていきます。
今はコロナ抜きには成り立ちません。

書くことのない様々な場面の中に入ってしまうのですが、どこを書けば良いのか?
そのいくつかを切り取って物語の形に組み立てます。

う~ん、うまくいかな~い。

ここは歯がゆいですが、仕方ありません。
残念ながら、私の技術力は限られていますのでね。

とりあえず完成。無事プリントアウトして、投稿しました。