物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

ユリイカ 今月の作品 2014年11月号

ユリイカ11月号(特集*森博嗣)の今月の作品に「再び音を聞く」という詩を掲載していただきました。感謝いたします。

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この詩はタイトルの通り、再び音が聞こえるというところで終わるんですよ。今の私の状態にヒントを得て書いた詩ですからね。良くなったらいいなぁという気持ちも込められていないわけじゃありません。現実には、耳が聞こえないほどの難聴にはなっていないのですけれども、耳鳴り&難聴は相変わらずです。

というか、良くなっているのかどうなのかあまりはっきりしないのです。実際の症状なのか、感じ方なのか、よくわからないんです。こんなに自分の主観の基準というのは不確かなものなのかと愕然としてしまいますよ。

そんなこともあって、この雑誌に連載していて2年ほど中断していたという横尾忠則さんのエッセイ「言葉を離れる」は衝撃的でした。他人ごととは思えなくなったというか、いや、興味深く読みました。横尾さんは、私の親世代ですけれどもね。

この文章に、デ・クーニングという抽象表現主義のアメリカの画家が出てきまして、横尾さんはMoMAニューヨーク近代美術館)でこの画家の認知症になって以後の作品を観たらしいのです。つい気になって、図書館で、デ・クーニングの個展のカタログまで手にとってしまいました。

それから、同じ棚にあったジョージア・オキーフの画集を開いたら、つい夢中になってしまいました。面白いなぁ。絵から受けとる情報というのもたくさんあるものだなぁとしみじみ思いました。