物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

お祝い、ゴダール

ユリイカの新人になったことを家族でお祝いしました。外食したい家族に利用されている気はしないでもなく、食べ盛りの子どもたちはここぞとばかりがつがつ食べていましたが、まあ、たまには良いですかね。

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実は、あれこれ表現手段を変える私と違って、夫はずっと詩を書いています。が、夫婦で詩の話をすることがほとんどありません。何しろ、生活に追われていますので。なので、久々に創作の話をするのも新鮮でした。

そうそう、お正月に家族で、「ユリイカ」の特集にちなんでゴダールのDVDを2本観たのです。「気狂いピエロ」と「アルファヴィル」というどちらも1965年に撮られた作品。

気狂いピエロ」は大昔に絶対に見たはずなのにどうしても内容が思い出せず、おかしいなぁと思って観ていて、ラストのシーンで突然鮮明に思い出し、映画をもう一度逆から観ていくような変な気分を味わいました。

家族はモノクロ作品の「アルファヴィル」のほうが気に入ったようでした。アルファ60というコンピューターに支配されている全体主義国家に、主人公が訪れる。そこで主人公の男がアルファ60に尋問を受けるシーンがあります。

その質問のひとつに「夜の闇に光を与えるものは何」というのがあって、主人公は「詩」だと答えます。ああ、確かにそうだなと思いました。そんなふうに考えると詩は面白いのかも。

 なんとなく、詩を書くことが少し自分にしっくりくるような気がしてきました。