「バケモノの子」についてもう少し
最初に宣伝。読書案内『ピッピのくつした』最新号ができました。町田市各図書館その他に置いてあります。無料です。
これは、先日観た「バケモノの子」のパンフレットです。時間がたって、更に、良かったなぁとしみじみ思っています。
親だけ観て喜んでいるのも心苦しいので子どもたちにすすめたら、それぞれ観に行ったようなんです。
浪人生の娘は「最近色々な映画を観たけれどモヤモヤしてたのよ、久々に腑に落ちてスカッとした~」とにっこり。「わかりやすい、解釈しやすいっ」と。彼女は読書家ですが「ただ、『白鯨』は読みたくね、男の世界~」など言ってました。
まだ中学生だけれど青年期に入ってるくさい息子は「納得できた」と満足げ。
「自我というのは自分をコントロールできる能力、つまり、自分を抑えることができる能力のことなんだね。そのために必要なのは、自分を知るということなんだなぁ」
「えっ、じゃあ、自分を知ることで自我が持てるの?」と私。
「うん、自分が見えないと自我が持てないんだと思うよ。でも、本当の自分を知ることができたら、誰でも自我が持てるんじゃないかな」
「えっ、誰でも?」
そ、そ、そうなのか~?