物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

「ぼくらの文章教室」「非常時のことば」

家の周りを見回すといつも、どこかにたいてい一匹くらい猫がいるんですよね。近づくとすぐ察知されてしまうんですが、何か獲物を狙っているときには、私が近くで眺めていても知らんぷり。何を狙っているんだろう、トカゲかな、バッタかな?

失敗ばかりしているので、何を狙っているのだかさっぱりわかりません。結局、捕まえ損ねて、こちらを見もせず、箱の上に乗って体をなめ始めました。しばらく待ってましたが、こちらに目を向ける気配がない。

ふうん…。とか思いつつ草原を歩いていて、つい自分の前を横切ったショウリョウバッタを捕まえていました。……うーん、やっていることは、猫と同じです。

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これは、ちゃんと草の上に放ちましたけれどもね。

いや、こんなことばかりやっていたわけではなく、この三日間で、高橋源一郎著「ぼくらの文章教室」(朝日新聞出版 2013)と「非常時のことば」(同 2012)を読みました。とても勇気づけられました。

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色々な人の文章が紹介されていたのですが、やはり石牟礼道子氏の書いたものはすごくて、衝撃を受けました。それから、この夏に亡くなった、哲学者の鶴見俊輔氏の文章に惹かれて、鶴見氏の著書も新たに手にとっています。