物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

ハロウィンと日本人

今日は、ハロウィンですね~。

先日の読書会で、仮装してどうして悪役にならなければいけないのか、子どもに説明するのが難しいと言ってたかたがいました。そうか、子どもって常に良い子であることが求められているから。

でも、駅前に出たら、どうしてこんなに?というくらい仮装の親子がいてびっくりしました。ゲームキャラやディズニーキャラみたいなのが多くて、日本風なものってないんだなぁと思いました。

さて、工事をしていた国際版画美術館がリニューアルオープンしたということなので、今日から始まったベストセレクション展に行ってみました。歌川広重東海道五拾三次」や、浮世絵の美人画はやっぱり色っぽいなぁと。
「釈迦修造勧進札」の記念スタンプがありました。スタンプだけれど、バレンを使って半紙に版画風に摺ります。かわいい顔をしています。

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展示は日本のものばかりではなくデューラーエッチングなどもありましたが、一緒に並んでいると、東洋と西洋の感覚の違いを実感します。世界の見方が違うのでしょうか。

その後図書館に行って、先日読んでいた『日本その日その日』の著者であるアメリカ人生物学者のエドワード・S・モース(1838-1925)の写真集を探してみました。『百年前の日本 モース・コレクション[写真編]』『モースの見た日本 モース・コレクション[民具編]』の2冊。
1880年から1990年くらいの写真。自分とあまり大きさの変わらない赤ちゃんをおぶった幼い子守の女の子たち、アクロバットをしている角兵衛獅子の男の子たち、格子の向こうに座った遊郭の女性たち。

背景も衣服もやっていることも大きく異なるのに、表情は今の日本人とあまり違わないところがなんだか妙に思えます。