物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

縄文展、感動しました。

昨日は上野の縄文展に行ってきました。

色々と予備知識を持って行ったにも関わらず、本物の縄文土器土偶を見ているうちにどんどん引き込まれていいきました。あ、これ知っているという妙なフィット感というか懐かしさと同時に心の奥深いところまでぐいぐい引き込まれていくような怖さ。

火焔型土器と王冠型土器がかたまって展示してあるところではしばし放心。こ、これは、正真正銘の芸術というものですね。すごすぎる…。

弥生式土器より劣っているとかつて学校で教わりましたが、あれはどういうことだったのでしょう? 縄文土器土偶がこれだけあって、国宝の少なさも異常と思えました。もしかして騙されていたのでしょうか? だいぶ混乱しました。

何しろ縄文時代は一万年以上続いた時代。それ以降現代まで数千年しかたっていないのです。古いといえば古いですけれど、実は、私たちの生活よりも圧倒的に長い歴史を持っていたりします。古いようで新しくも思える不思議なセンスで、吉田戦車とも、しりあがり寿とも似ているように思えました。

そうとうものの写真は取れませんでしたが、出口の手前にわずかに撮影可コーナーがありました。

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この可愛さってなんでしょうね? あ、ポケモンかな?

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横から見るとこんな感じ。縄文時代の作品はどれも平面ではなく、立体で考えられていました。これを計画的に作るのって、かなり難しいのではないかと思うんです。縄文人って、もしかしたら幾何が得意かも。

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この立体思考の複雑さは現代人にはなじみがなく、現代がいかに変面思考かということも思い知らされました。もし、この感覚が日本人に残っているのだとしたらもっと活用すべきではないですかね。

この気持ちの盛り上がりに乗って、明日は映画を見てこようと思います。