物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

MINAMATA

読書会で石牟礼道子さんの「苦海浄土」を読んだこともあり、ジョニー・デップ主演の映画「MINAMATA」を見てきました。

読書会の前にユージン・スミスの同タイトルの写真集も手にとり、どの写真も独特な美しさがあって魅せられたのを覚えています。

予告編を見ても、これは絶対に面白いだろうなとは思っていましたが、最初からぐいぐいと物語に引き込まれ、フォトジャーナリストという表現者ユージンという人間に吞み込まれていました。本当に、人間は仲間と共に生きるものなのだと感じられた映画でした。とても良かったです。

物語の骨格や物事が起こる動機付けがしっかりしているからなのでしょう。考える間もなくラスト。呆然としているうちにエンドロールも坂本龍一の音楽も終わっていました。勉強になりました。

それと、ジョニー・デップが私がイメージしていたユージン・スミスにあまりにそっくりだったこともこの映画の醍醐味。似すぎてます。

左が映画のパンフで、右は今読み終えたユージン・スミスの伝記です。この伝記も筋金入りで、児童書ですが大人も楽しめます。

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これは、ジョニーかユージンか?

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伝記の裏表紙のユージンです。