物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー読書会

感染拡大している中ですが、換気に気をつけつつ1月28日ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』読書会を無事開催しました(*´-`)
f:id:machienpro13:20220209151012j:plain
エッセイの読書会はあまりやったことがないので、だいぶ違うんだなぁと戸惑いながら、いつもより丁寧に読み解いていきましたよ。ブレイディさんの文章はリズミカルな口語体で気楽に読めてしまいますが、そこにはテクニックがあるのですよね。
内容的には、この状況下に出席された方々は全員子育て経験者で、やはり皆さんここで描かれる子育ての方法が気になったのでしょうかね。
中学生がこんなに良い子であり得るのか?
母親が子どもには干渉しないでいられるのか?
母親だけでなく父親、それから息子がこんなに良い関係でいられるのか?
いやいや、少なくともこのまま不完全変態で成長はしないでしょうし、成長してしまったら問題ですよね、と私は思ってしまいましたが。
それでも、読書会が終わってみて、私が一番引っかかったのは階級社会というものかもしれません。本の中ではどちらかというと人種差別に焦点が絞られていましたが、階級という概念の方がうまく飲み込めません。不思議なのですよね。
良くも悪くも、日本という階級のない社会を私たちは生きているのだという発見がありました。

次の読書会は、2月25日(金)、コロナ流行下で志賀直哉『流行感冒』をとりあげてみます。