物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

抒情文芸40周年記念パーティー

昨日、神楽坂の日本出版クラブ会館というところで、抒情文芸40周年記念パーティーがありました。雑誌に様々な形で関わった多くの方々、作家や詩人やエッセイスト、著名な方々も何人も駆けつけてこられ、40年こうした社会に意義のある活動を続けることがどんなに大切なことかと実感しました。本当におめでたいことです。

その数百人の方々の中で第5回抒情文芸最優秀賞表彰式もして頂くことになりました。この大げさな催しはなんだろうと半信半疑で会場に入った私は、すっかり度肝を抜かれてしまいました。もちろんスピーチの内容など何ひとつ考えていません。

50を過ぎて、こういうことがあるとは思ってもみませんでした。本当にありがたいことです。感謝いたします。

その後、金屏風の前には色々な方が登場してスピーチをされました。私は混乱状態で写真を撮ることに思い至りませんでしたが、歌人福島泰樹さんのポエトリーリーディング(絶叫朗読)で我に返って、かろうじてシャッターを切りました。

こんな雰囲気です。他にも何枚か撮ったのですが、ちゃんと写っていたのはこれだけ。余程ぼんやりしていたのでしょう。

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私も、このあたりでやっと正気に。色々な方に声をかけていただき、創作のことばかり話し続けていられるのが、楽しくてたまらなくなりました。考えてみたら、これまで、そういう会話をしたことがないんです。純粋に独学ですし、創作の仲間も先生もいませんからね。二次会も、帰りの電車も、色々な方々とずっと創作の話をしていられる幸せをかみしめました。

夜遅く、ひとりになって家まで帰る道々、この日のできごとがどれほど自分の励みになったかと、その重みを受け止めていました。小説を書くなどということは、労力ばかりかかってほとんど報われることのない孤独な作業です。たまにはお祝いしていただいたり、編集をしている方々のお顔を拝見したり、同じように活動をしている仲間と語ることが必要なんです。

「抒情文芸」を皆さんが盛り上げたいという気持ちがよくわかりました。ありがとうございます。これからも頑張って小説を書こうと思います。