物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ケレット「パイプ」 と 漱石「夢十夜」

29日金曜日の読書会は、イスラエルの作家エトガル・ケレットの「パイプ」(雑誌「早稲田文学」2014年冬号掲載)と夏目漱石「夢十夜」をとりあげました。 読書会では、午前と午後の2作品が関連していることで読み解けることが多いのですが、今回はあまり関係…

Living Behavior 不可思議/wonderboy 人生の記録

昨夜、急逝から3年ということで、ポエトリーラッパー不可思議/wonderboyのドキュメンタリー映画を観てきました。 アーティストとしての彼の姿を残しておきたいという制作者の思いや協力者の善意でできた映画。制作費は8万円だと聞いてびっくりしました。…

詩の朗読会のこと それから、29日は読書会

先週の金曜の夜に詩の朗読会が「詩の旅/詩の散策」というテーマで行われました。すぐ書こうと思っていたのに、ちょっと油断したら、あっというまに一週間過ぎてしまいそうです。ブログが滞りがちになっており、すみません。 朗読会の報告の前に、まず会場に…

PASSING ネラ・ラーセン 詩の朗読

昨日は母の整形外科の手術の立ち会いがあり、無事終わってホッとしました。 父と2人で何時間も談話室で待っているのがいたたまれなくて、マンガ「暗殺教室」最新刊(14巻です。更にパワーアップして、数学の問題など考えさせられました)と、ネラ・ラーセン…

漱石の現代性を語る

昨日、夫と2人で、早稲田大学で行われた国際シンポジウム「漱石の現代性を語る―歿後100年、生誕150年ー」に参加してきました。午前から夕方6時までの長丁場でしたが、面白かった~。 午前中は漱石へのアプローチということで、ロシアの世紀末文学と…

明日は座談会

次号「ピッピのくつした」の編集会議が始まります。編集委員じゃなくても面白そうだなぁと思ったら参加して下さいね。 次号はM編集長です。編集長よりお知らせ(↓)です。 座談会のお知らせです。 第18号はマンガ特集ということもあり、 冊子に載せるか否…

次号「ピッピのくつした」にビブリオバトルのことを載せます

書き忘れていましたが、5月2日に、ビブリオバトルの普及委員をされている宮本さん(20代前半の大学院生の女性)と、ロシアで日本語教師をされている杉嶋さん(私たちと同年代の男性)にインタビューをしました。技術的なことをうかがうというより、色々楽…

コレット『軍帽』 クッツェー『サマー・タイム』

リチャード・ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』を読み始めて、あれっ、このエピソードは知っていると思いました。たぶん、大昔、読んだことがあったのでしょう。たぶん、村上春樹の本を読んでいてブローティガンの名前に行き当たったのだと思いますが、…

「マミー」「ヒア・アンド・ナウ」から学ぶ

映画『マミー』は時間がたつほどに良い映画だという気がしてきました。 パンフレットによると、若いドラン監督は、見当違いなことを口走ってしまわないように自分が十分知り尽くしていることを語るのだと言っています。そして、自分がもっとも愛するテーマは…