物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

自粛解除後初の読書会

報告、遅くなりました。
お茶会も読書会も無事開催しました。

お茶会では、今話題のダーウィンの進化論関連の絵本を何冊か読み比べてみました。有名なので色々な本が出てます。ちょうど今月はNHKの100分de名著で「種の起源」の再放送もあったみたいですね。

読書会はこの本。
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読解するというよりは、今年に入ってからのコロナ状態を再認識するかたちに。参加費の徴収はやめて、自由に思ったことをしゃべりました。そんな時間も必要ですね。

心配していましたが、やってみて思ったよりうまくいきました。
感染が心配だとじっくり会話するのは難しいですからね。どうすれば安心だろうと考えて、メンバーが扇風機も持ってきてくれたので、窓を開けて風の流れも作りました。
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市民フォーラムの建物全体も換気には気を配ってくれていて、換気扇フル稼働、窓も開けて心強かったです。

雨の日

今月は読書会も再開するということで、先日はコアメンバーでそのことについて話し合いました。
部屋をとろうかとギリギリまで迷ったのですが、結局森の中を選びました。おもいっきり雨だったのですけどね。
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水溜まりもこんな。でも、なんてきれいなんでしゃう。
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なんだか別世界のようです。
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恐ろしく澄んだ鳥の鳴き声が響き渡っていました。

久しぶりのランチ

自粛解除になって、このところ目が回るような忙しさです。

単純に生活が元の通りに戻るわけではありません。より煩雑な対策が必要になってきて、周囲の人たちとのすり合わせもなかなか大変な作業。何が大事なのか、何が必要なのか、何を怖がるべきなのか解釈は人それぞれですからね。

一生懸命になればなるほど色々なことがうまく伝わらず、ぎくしゃくするし、不要なトラブルも続出。お互いストレスが高くなっているので尚更です。

でも、先日、イタリアンレストランで友人と半年ぶりに再会したのは嬉しかった。最初はマスクをなかなか外せず、斜めに向かい合ってぽつりぽつりと言葉を交わし始めました。が、食事が運ばれてきてマスクを外したくらいから抑えがきかなくなって、もうお互いに止められない。

いくらなんでも、しゃべりすぎでしょう。いや、もしかしたら人との距離の測り方がわからなくなっているのかな(=_=)

 

抒情文芸 「定点観測」

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抒情文芸の2020年夏号に、短編小説「定点観測」が載りました。多くの方に読んでいただけると思うと嬉しいです。
この3月から4月にかけての自粛期間、森のなかで書いたものです。内容もその通り。
このとろ、ピッピの運営会議等も森の中でが定番になっています。
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読書会再開に向けて

市民フォーラムでの10時から12時のお茶会、13時半~15時半の読書会を今月から予定していますが、色々制約がありますので追記します。

一番大事なこと、参加する場合は検温してきてください。検温してこないと参加できませんので気をつけてくだいね。

飲食禁止なので、残念ながらお茶とお菓子は用意することができません。でも、水分補給は必要ですのでご持参ください。

イスは1つ飛ばしにして座ります。終了後はイスとテーブルを消毒することにご協力をお願いします。

活動中は窓を開けたままにしますので、暑さ対策のものを何か用意することをおすすめします。
たとえば、保冷剤をタオルにくるんでくるとか、水筒に氷を入れてくる等ですかね。
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なお、読書会のテーマ本は、6月26日(金)パオロ・ジョルダーノ「コロナ時代の僕ら」、7月31日(金)カミュ「ペスト」です。

読書会再開します。

皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。
自粛生活では不自由とストレスを感じつつも、今まで忘れていた自然の恵みなど様々な気づきがあったような。すべて悪い面ばかりではなかったような気もしています。
緊急事態宣言が解除されましたので、ピッピの読書会も今月から換気を心がけつつ再開します。
とりあえず6月26日(金)、そして7月31日(金)を予定しています。 
場所は以前と同じ町田市民フォーラム3階多目的室。二方向に窓があるので、幸い換気はしやすいかと思います。参加する方にはマスク持参をお願いします。
10時~12時のお茶会は当面テーマは決めずに色々情報交換していけると良いかと思います。参加費は無料。
13時半~15時半は読書会。6月26日(金)パオロ・ジョルダーノ「コロナ時代の僕ら」、7月31日(金)カミュ「ペスト」、参加費500円です。
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ペスト

緊急事態宣言下、私のメインの仕事は休むことができないできないものなのでほぼ今まで通り。そのせいかもしれませんが、余暇を散歩と読書に費やすようになって、実はとても充実しています。
もともと散歩はよくするのですが、街中を避けて自然の中を歩くようになると新しい発見もあって面白いです。
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昨日歩いた小道に沿って群生していた可憐な花、松波草というのですね。
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蟻地獄マンションもありました。そういえば昔、子どもが教えてくれたなぁ。
そして、読書。ついにこれを読みました。
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最初は誰が語り手なのか不明。漠として読者としての立ち位置が定まらず読みにくかったのですが、途中で構造を明かす仕組みだったのですね。
まず個人的に気になったのは、非常事態に宗教がどれくらい心の支えになるのかということ。現在のコロナ状況でもどうもひっかかるのですよね。やはり科学と対立するかたちの宗教の影は薄くなっていかざるをえないのかなと。
物語の中で印象的だったのはパヌルー司祭の言うことが微妙に変わっていくところ。そして、変わりきれないところ。
ただ、主人公はベルナール・リウーという人。物語はどこにも流されず、この医師の視点でドライに語られていくのです。
医師はあえて、ヒロイズムは問題ではないと言います。というより積極的に「美しい行為に過大の重要さを認めることは、結局、間接の力強い賛辞を悪にささげることになるなると、信じたいのである」と思っている。
ああ、さすが『異邦人』のカミュだなと。
医師は、ペストと戦う唯一の方法は「誠実さ」だと言うのですよね。今がコロナ渦中でなかったら、スルーしていたかもしれませんが、様々な情報シャワーを日々浴びている状況下では、これは胸に響きました。
一般人としては、素人の感情論にながされず、専門知識のある人のその専門分野についての見解、誠実な言葉に耳を傾けるべきではないですかね。
主人公の医師は、ペストと戦う唯一の方法は誠実さ、そして自分の職務を果たすことだと言います。
患者や濃厚接触者の受け入れ先についてなど事務作業を買って出るグランという人が出てきます。彼は非正規で働いている公務員ですが、ライフワークとしてひとつの小説を何度も書き直しています。彼は医師に「よかった、よかった」と言います。医師は「?」
「よかったですよ、私には自分の仕事があって」これはボランティアのことでも、官吏の仕事でもなく、ライフワークのことを言っています。
医師は即座に理解し「それはひとつの強みですね」と返します。
そういうことが、人生では一番大事なのかもしれません。