物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

9月21日、明日は読書会

9月というのは一年で一番体調が良くない月なのですが、これは秋の花粉のアレルギーなのでしょうかね。目や鼻や気管支の不調、耳鳴りなどなんとなくすっきりしません。明日の読書会に支障がないよう、今日は体調を整えます。

メインの読書会は、石牟礼道子さんの「苦海浄土」(一応、できましたら第一部を読んできてください)です。場所はいつもの町田市民フォーラム3階多目的実習室、時間は変則で今回だけ13時から15時になります。参加費は資料代込で500円です。

午前中10時から12時はリフレッシュお茶会。こちらも今回は読書会です。桜庭一樹砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」というライトノベルですが虐待など家族問題を題材にした本をテーマにラフに話し合おうと思います。こちら、参加費は無料です。

私は「苦海浄土」は昨夜やっと第三部まで読み終えました。途中休憩して別の本を読んで気分転換したり、焦って駆け足になったところもあり、熟読したとは言えませんが、それでもしばらく胃もたれが続きそう。こんな機会がなければ読めなかったかも。読めて良かった。

明日はよろしくお願いします。

9月の読書会

この季節が苦手と書きましたが、やはり喘息が出てきています。同じく喘息持ちの友人からは、今年はひどくてステロイドの点滴を何度も打っているという話を聞き、恐ろしくなっています。早めに薬を使ってひどくしないようにしないと。

そういう事情もありますが、それよりも最近Twitterを使うことが増え、ブログの更新が遅れています。今までも気楽に書いていますが、これからもっとラフに書いていこうと思いますので、よろしく。(Twitter→@NWZ97cnMUNFteAr)

9月の読書会は21日(金)石牟礼道子さんの「苦海浄土」(一応、できましたら第一部を読んできてください)に挑戦することになっています。場所はいつもの町田市民フォーラム3階多目的実習室です。時間は変則で今回だけ13時から15時になります。参加費は資料代込で500円です。

それから、この日の午前中10時から12時のリフレッシュお茶会。こちらも今回は読書会になりました。桜庭一樹砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」という薄い文庫でわりとすぐ読める短編です。ライトノベルの形をとっていますが、虐待についての描かれ方にリアルなところがあり、それぞれの体験も踏まえつつ自由に話し合ってみると良いのかなと選んでみました。こちら、参加費は無料です。

誕生会

誕生月というのが私は苦手です。

一年で一番持病の喘息が出やすいということもありますが、なぜか変な事件が起こるなどして精神的負担がこの月に集中するのですよね。それで誕生日を祝うどころかいつも8月31日あたりから身構えています。

でも、先週末、お誕生会をしてもらいました。9月にも嬉しいことがあると記憶にインプットされました。本当にありがとうございました。

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芥川龍之介「歯車」

最近の中学高校は8月のうちに新学期になってしまうようなのですでに夏休みは終わりという空気が漂っているのかもしれませんが、古い人間(なのか?)としてはなんとなく今日31日が区切りという気持ちを強く持ってしまいます。

というわけで今月の読書会の報告を書き終えておかないと…

今月メインの読書会は芥川龍之介の「歯車」でした。最晩年の有名な作品ですのでご存知の方が多いものの、改めて読んで精神を病んでいる危うさとそれを冷徹に書き記そうとする作家魂に心打たれました。作家は命がけですね、特にこの時代の作家は。

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そんなことを思いながら始まった読書会。

作家の自己評価ほど悪い人とは思えず、読み解くほど真面目な人柄を現代の空気に置き換えてひしひしと感じました。やはり遺書の色合いの濃い作品なのだなぁと実感。この後、35歳という若さで命を絶たれてしまったことを思うと心が痛みます。

ここのところ読んでいた多の近代文学作品との比較、特に志賀直哉「暗夜行路」が作中に出てきて主人公が打ちのめされるところ、両者の違いを考えてしまいます。

白樺派の人たちの自己肯定感というのは、この時代で突出していたのでしょうね。日本人に強い同調圧力もなんのその、正しく自尊心を持ち、自我を確立していたのだろうと想像します。そう考えると、親和力に支配されて自分のことよりつい家族のことを優先してしまう芥川は庶民だったのでしょうか。

 自分たちはどちらに近いのか、と考えさせられました。

「わたしを離さないで」

ノーベル文学賞を受賞したカズオイシグロの「忘れられた巨人」の先月の読書会の後、「わたしを離さないで」を読まないではいられなくなりました。たぶん同じように読んだかたも多かったのでしょうね。

一般に小説はひとりで読むものと思いますが、読書会で色々な側面から読み解く面白さを知ってしまうと深い小説は読書会でとりあげて見たくなります。そうして、せっかくだからとこの作品の読書会もすることになりました。

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いや、実際、臓器移植がテーマのディストピア的な小説の毒気にあてられてしまって、読書会で解消したいという声も多かったのです。

(確かにね。何ねんも前に読んだうちの娘もいまだにもやもや感が残っているというので我が家でもミニ読書会をしましたよ。)

でも、そのねっとりしみついた読後感というのが解消できたかというと難しく、ふりはらっても、ふりはらっても何かがへばりついている感じなのですよね。それだけでなく妙な既視感がある。

臓器の提供者である若者たちの気持もわかるようでわからない。いや、わからないようでいて、わかってしまうといったような気持ち悪さがある。

読書会では色々な意見が出たし、だいぶ読み解いていった手ごたえはあったのですけれども、うーん…

つまり、差別は差別される側の精神を蝕み、変質させてしまうということ。正常に戻すためには結局内側ではなく、外側からの改革しかないのかもしれないなぁとも。だとしたら、本当に難しい…。

(このへんは、来月の「苦海浄土」でも考えてみたいと思いますが…)

はっきり言えることは、カズオイシグロしたことはノーベル文学賞を受賞するべき作家だということでした。似たようなテーマの小説はいくつか思い浮かびますが、そのどれも到達していないところまで行けてしまっているのではないかな

もしかしたら、この時代の私たちがまだこの作品を読むのには早すぎるのかもしれません。

9月以降の読書会のお知らせ

朝晩が少し涼しいというだけでなく、木の葉の色が変ってきたなぁと思います。読書会の報告が遅くなってしまってすみません。今夜にも書こうと思いますが、まずは今後のお知らせを。

次の読書会は9月21日(金)になります。一度は読んでおきたいあの大作、石牟礼道子さんの「苦海浄土」をとりあげたいと思います。この機に読んでみてはいかがでしょう。初めてのかたも気軽に参加してください。

場所はいつもの町田市民フォーラム多目的実習室です。時間は今回だけ変則で13時から15時になります。

その次は10月26日(金)リービ英雄「路地の奥の家」です。高校の教科書に載っているごくごく短い作品ですので当日朗読しようと思います。この日は読んでこなくても大丈夫です。

本は未定ですが、11月30日(金)の日程まで決まっています。

それから、創作表現講座は終わりましたが、読書案内「ピッピのくつした」の編集会議がこれからスタートするのに合わせてコラムや書評を書くための勉強会のようなものも企画していこうかなと考えています。

よろしくお願いします。

創作表現講座

帰宅する道、ものすごい虫の声でした。空気の冷たさ、乾いた感じ、もうすっかり秋? あんなに暑くてヘタっていたのに、夏が終わってしまうと思うとなんとなく寂しいような。

忘れてしまわないうちに書いておきたいのは、3月から始めた創作表現講座が今月で一段落したことです。今まで創作表現を教えたことなどなかったので雲をつかむような話でしたが、それでも楽しかった。

参加者の皆さんがいつも課題に前向きに取り組んでくれたので、何が出てくるかわからないところがあり、毎回わくわくさせてもらいました。

参加してくださったかたそれぞれの癖やタイプやわかるほどやるべきことが不思議と見えてきました。自分にとって必要なことよりも、人が必要なことのほうがよくわかるものなのでしょうかね。

参加者ひとりひとりとの関係と同時に、グループとして課題に取り組めたことも有意義でした。本当は作品集のようなものを作ろうと思ったのですが、今回のテーマが私小説ということもあってかなりプライベートな内容になりましたので、グループの中だけで共有するにとどめました。でも、そういうこと、特に女性には必要かもしれませんね。

最終日、みんなでサンドイッチパーティをしました。たくさんいただきました。写真の黒いものは台湾の仙草ゼリーだそうです。独特の風味がありました。

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同じ日の夕方に『ゲド戦記』の読書会があり、残ったサンドイッチはそちらにも流れました。

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