物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

「抒情文芸」秋号に短編「遠雷」が載りました。

「抒情文芸」2015年秋号の特選に選んでいただきました。20枚の「遠雷」という作品です。日常の生活を描いているものではありますが、だからこそ、普通の主婦の心の闇がちょっと怖い作品。大丈夫かなぁと心配だったのですが、撰者のかたに「ハラハラドキドキ感」と面白がっていただけてホッと安心しました。

現実は小説より奇なり。日々ハラハラドキドキの刺激的生活をしているように思います。が、それだけでは小説にならないのですよね。

f:id:machienpro13:20150904143300j:plain

今日は地元の都立町田高校の文化祭に行ってみました。実は、私の従弟の子どもが通っているんですよね。町内会の年輩のかたにばったりお会いし、誇らしげに「卒業生なのよ~」と言われました。よいですねぇ。やはり地元の高校なのだなぁとしみじみ。

プログラムを見たところ、三年生のクラスの出し物はすべて演劇。長打の列の並んだかいあって、エネルギーあふれる演技に感動しました。演劇部のほうはかなり練り上げ、力技ばかりではありませんでしたが、やはり若さが際立った公演。今や、若さって貴重ですね。

私も似たタイプの都立高校出身。三年生のときにはやはりクラスみんなで演劇をつくり、脚本を担当させてもらいました。題材は「不思議の国のアリス」でしたが、思いきって切り刻んでしまった。若かったのでしょうか。

その気持ち、忘れたくないなぁ。