物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

演劇公演の準備会をします!

まちだとしょかんまつりエンディングイベントで参加型の演劇公演「流動的読書会 昔話いろいろ」を開催する予定です。みなさん、見に来てくださいね~。⇩

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その前に、3月18日13時30分から図書館6階ホールで準備会をします。実際にやる演劇をワークショップでみんなでつくってみようと思います。

簡単なウォーミングアップも(発声や動作についても)少しやってみようかなと思います。未経験者歓迎いたしますので、ご興味のある方、よかったら来てください。よろしくお願いしま~す。

 

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さてさて、私も一応「騎士団長殺し」を読み始めていますが、寝不足のせいかなかなか読み進めません…。

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町田市図書館まつり〈読書会、演劇、ワークショップ〉

今月後半に開催される図書館まつりで、〈物語に入っちゃおう〉のワークショップと読書会、それらをもとにした観客参加型のゆる~い演劇公演をします。テーマは昔話。

経験がないかた、自信がないかた、特に歓迎しますので、是非参加してください。実際、初めてのかたが一番楽しめると思いますし、見ていても面白いんです。

★3月18日(土)13:30~15:00くらい

演劇ワークショップ…昔話の語りに合わせて簡単なアドリブの演劇をつくります。演劇初歩のウォーミングアップなどをしながらゆるゆる作っていきますので、お気楽に参加してください。

★3月25日(土)

①10:30~12:00〈物語に入っちゃおう〉演劇ワークショップ

5歳くらいから(もっと小さいお子さんは保護者と一緒に)物語を体で体感してみようと思います。お客さんに見せる演劇ではなく、参加者みんなで物語の中に入っていこうと思います。見学も歓迎です。

②13:30~15:00 昔話の読書会

中高生から若いかた歓迎です。語りの会のかたに昔話を語ってもらって、それについて話し合いたいと思います。隠された謎も解いていけるのではないかと。また、これを演劇でどう表現するかも考えてみたいと思います。

★3月26日(日)14:00~ エンディングイベント

ここまでのイベントに参加してくださったかたと、当日見に来てくれたかたとで演劇をつくって楽しみたいと思います。いろいろ新しい試みをしてみたいと思います。見学だけのかたも歓迎します。

 詳しくはのちほど、またお知らせします。

 

このところ雑用が多すぎて目が回っています。歳のせいか本当に目が回っているようです。誰かに統計で見ると50代が一番睡眠が短いと聞いたように思いますが、睡眠不足が体にこたえる年齢ですからね…。

と言いつつ、今頃になって我が家でマンガ「聲の形」がブームになっており、家族みんなが再読。私は映画は見ましたが、マンガは初めて読んでいます。一番夢中になっているのは、雑誌連載の頃から読んでいる夫。このマンガは中年男性にウケるのか?

よくわかりませんが、物語がとてもよくできているんです。日本のマンガってすごいな。

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陰惨ないじめを扱ってはいますし、それも障がい者をいじめるというもっともいけないことなのですけれど、でも、全員含めて誰が悪いわけではないという印象。少しずつ良くないところがある…というのか。

自分の悪いところを見ないままそれをお互いに認め合ってしまうと、どんどん泥沼にはまっていきます。その悪いところを見ないでお互いに肯定し合うのは、まさに共依存ですね。

いろいろなキャラクターが描き分けられ、人間関係が絡まり合っていく。そのへんがすごく現実に近いなぁと。その中でどう解決していくかということを考えさせられます。

上野に三泊目

これは昨日の噴水の写真。なんか妙な気分になるくらいきれいですね。

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今日はあれこれ用事を済ませて、噴水のすぐ近くのスターバックスでコーヒーを飲んでいます。

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昨日、今日と二度ほど実家に足を運んだせいもあるのかもしれませんが、このあたりにいると、幼い頃に見ていた景色に直接繋がってひきずりこまれていくようなちょっと怖い感覚に陥ります。この近くの旧博物館動物園駅の封鎖された入口なんかも、だいぶ変な気がします。

このあたりが、昔とあまり変わっていないからなのでしょうか。あと、私が年とったせいもあるかも。幼い頃って言っても、半世紀前ですから怪しいですよ。

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上の写真は昨日の芸大受験生の方々の行列。みなさん大荷物をゴロゴロ転がしています。油絵の道具って重いんですよね。二次試験は今日が最終日だとか。この景色も長いこと続いているのじゃないでしょうかね。

私も物心ついてから絵を描き続けてきましたから、一歩間違ったら芸大を目指していたかなぁ。…なあんて、それはあり得ません。私の時代は共通一次足切りもあったし、実技でも40倍でしたから、最初から論外と思っていましたっけね。

今夜は自宅に帰ります。

上野です。

実は今、わけあって上野駅徒歩2分のビジネスホテルに2泊目です。去年の同じ時期にも泊まっており、また今年もです。今年限りと決めていますので、思い残すことのないように…。

昨夜は町田康「告白」のラストを読みました。ラスト直前でストップしていたのは、どうもこれは怪しいな…と、過激な小説なのではないか…と警戒していたからです。

予想通りでした。二転三転、ラストはぶっちぎられて、しばし呆然。明治時代に実際にあったあまりに凄惨な河内十人斬りを題材にしているのですが、この主犯である熊太郎に憑依した語りがすごすぎるのです。

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さて、今夜は上野公園の噴水に。噴水の向こうに見えるのは博物館ですね。ライトアップしていて、昼間よりも派手でとてもきれいでした。

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このあたりは物心がつくかつかないかの頃によく両親に連れられて散歩していた場所なのですが、その時代とつながっていくような不思議な感覚。

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

50を過ぎて様々な体の不調を感じることが多いのですが、少しは良いこともあって、映画が夫婦で安く観られるのですよね。よく利用させてもらっています。日曜には「チャーリーとチョコレート工場」や「アリス・イン・ワンダーランド」のティム・バートン監督の新作を観に。

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」という映画です。夫に誘われるエンターテイメントはなぜか外れることが多いので警戒していたのですが、最初からぐいぐい引き込まれてしまいました。物語のツボを押さえているんでしょうかね。まさにエンターテイメント、すごく楽しかった。

主人公は、おじいちゃんに可愛がられたせいか、あまり現代的なスピードに馴染めないどん臭いジェイク(…と言っても、イケメンでとても可愛いんですけどね)。両親とも波長が合いません。でも、孤児院で育った独特な雰囲気を持つおじいちゃんに仕込まれ、内面はきちんと成長しているらしい。

このおじいちゃん、計算するとかなり高齢と思われます。第二次大戦中、児童施設から戦争に行っています。古いモノクロ写真も持っているのですが、その孤児院時代のおどろおどろしい昔話を語るのは、認知症のせいだと思われています。

しかし、1943年にドイツ軍に爆撃されてしまったその孤児院は実在していました。おじいちゃんの話では、それぞれの異能を持つ個性豊かな子どもたちが暮らしていた、と。体が空気のように軽い女の子、予知夢を見る子、透明人間の子、ハチを体の中で飼う子、常に仮面をかぶっている双子、幼き日の食わず女房、植物をあっという間に成長させる力を持つ子…等々。

なんだか、昔話でおなじみのような異能ですよね。それも日本の昔話にも出てくる郷愁をかきたてられるような子どもたちなのです。いや、この映画自体が、その古いお話に入っていく懐かしい感じを思い出させてくれるみたいでした。

原作はランサム・リグズのベストセラー「ハヤブサが守る家」です。読んでみようかなと思っています。

先日の読書会は絵本「島ひきおに」と「静かな生活」のことも思い出しました。一緒に遊びたいだけなのに村人に怖がられ、海の中を自分の島をききずっていく鬼。それから、妹マーちゃんの結婚の障害になる、知的障害で作曲家のイーヨー。どちらも異能を持つ人とどうつき合っていくかという物語だったと気づかされました。

異能を敵に回す方向に進むと世界は少しずつしぼんでいくような気がします。仲間として助け合っていければ、窮地も救ってもらえるかもしれないのに。

考えてみたら、図書館まつりの読書会やワークショップもこのテーマですね。3月25日、26日になります。また詳しくお知らせしますね。 

微妙な年齢

先日の読書会は面白かったので報告を書こうと思っていますが時間がなく、あとでゆっくり書きますので…。

この土日は国立大学の試験ですね。我が家にもひとり受験生がいるので、早起きしたり途中まで送って行ったりあくせくしつつ、その足で法事か何かのために地方から出てきた学生時代の友人と会いました。

場所は渋谷です。「お互い全然変わんないな」と言われると、まあ変わっていないとも言えますが、お互い歳はとりました。

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「せっかく東京に出てきたからハイカラなもん食うか」とのたまう友人は県立高校の国語の先生です。いきなり食べるその様子に、昔の無茶苦茶さがそのままとも思えますが、若い人たちと接するときの自信みたいなものも積み重なっているんですよね。あれこれ最近の教育事情について話をしました。

そういう歳なんだなぁ、というか微妙な年齢ですね。これから取り組みたいこと(仕事)って何だろう、という話にもなり…。私も私で慣れないものを飲みました。

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つい予定を詰め込んでしまい、新宿御苑にも寄って、別の友人たちと梅の花を見ながらピクニックまでしてしまいました。

手前にもカップル、遠くにも白いドレスとタキシードのカップルが見えます。結婚式でしょうか。ああいう時代もありました。ほんのちょっと前のことと思えるんですけどねぇ…。

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