読書会の予定 と スペインのアニメ 『しわ』
~ 読書会の予定~ よかったら、ご参加下さい。
★子どもの本の読書会(本の感想から関連する生活の話題まで話し合ってます)
7月12日(金)シルヴァスタイン『おおきな木』/9時半~町田市民フォーラム3階多目的室
8月30日(金)宮澤賢治『紫紺染めについて』(朗読)/13時半~市民フォーラム3階多目的室
9月10日(火) サン・テグジュペリ『星の王子さま』/9時半~公民館7階団活コーナー
★ささやかだけれど役にたつ読書会(感想を言い合って読解を深めています)
7月12日(金)井伏鱒二『山椒魚』/13時半~市民フォーラム3階多目的室
9月20日(金)村上春樹『風の歌を聴け』13時半~市民フォーラム3階多目的室
※8月は子どもの本の読書会と合同。10月は安部公房『箱男』の予定。
昨日、最近気になっているテーマ、認知症をテーマにしたスペインのアニメ映画『しわ』(イグナシオ・フェレーラス監督)を観てきました。パコ・ロカの漫画『皺』の原作も発売されているし、アニメは以前TV放映されたこともあるらしく、話題になっているようですね。
新宿の映画館は満員、それも若い人(カップルとか)がいっぱいいることに驚きました。物語は、家族と暮らしていたエミリオという社会的地位のあったおじいさんが、認知症がすすんで家族と暮らせなくなり、老人ホームに入れられるところから始まります。まあ、一応、ラブロマンスの要素もありますけどね。
本当に高齢化時代なんだな~としみじみ思いました。戦前、戦中、戦後と日本の平均寿命ってもの極端に低かったのに、今やもっとも長生きする国になってしまっていますものね。今まで経験がない世界に向かっているのかもしれません。…という意味で最先端映画なのかも。
それにしても、これを観て目からうろこ…というのは、表現に容赦ないところです。普段、現実に目を向けず、オブラートにくるんだ世界に当たり前のようにひたっていると、かなりショッキングな内容です。でも、そういう先にこそ、人間としての誇りや、本当の救いがあるのかなとも感じました。
これから介護に関わっていくのかもしれないというのもあるけれど、あまりにリアルでそんな他人事と思っている余裕はなくて。自分も年をとっていくんだと、それはそんなに生やさしいものではなくて、今と同じように激しくいろいろなことを乗り越えていかないといけないんだなぁと想像しました。