物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

岡本太郎美術館

この十年くらい美術館にほとんど行かなくなってしまったなぁと思っていたのに、今年はなぜか美術館に行くことが多かったなぁ思い出しています。そういう時期なのでしょうかね。

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ムンク展の衝撃があまりに強くて書き忘れていましたが、岡本太郎美術館も印象に残っています。初めてではなく何度目かですので勝手知ったるルートをゆったり歩きつつ、縄文のことが頭にあったので今回はそのことに注目して見ました。

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岡本太郎氏が撮った縄文土器土偶の写真も展示してありましたし、縄文からインスピレーションを得たのであろうと思われる作品もありました。と言うと切って貼って真似していると誤解されそうですがそうではありません。

それは縄文的な自分の血の中にある取り外しようがない私たちに共通の感覚と、そこから自由になろうとする個人の表現とがからまっていてしっくりくるのです。そういう感じというのは、表現する時に常に意識することだなぁと。この日は寒かったので、カフェのコーヒーで温もりながらしみじみ思いました。

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私はやはり美術のほうが自分のセンスとしては把握しやすいので、ああこの感覚だなぁと手に取って触っているような気持になりました。もちろん私が現在表現しようとしているのは文学なので、そのようにはなかなか把握しきれていませんが、この感覚はあるのです。それを意識できたこと、とても良かった。

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ショップでは文庫を買いました。