物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

読書

活動資金を稼ぐためにしている仕事が忙しくなってしまってなかなか時間がとれません。かろうじて読んではいますが、なかなか落ち着いて書けず、本末転倒ですね。少し仕事を減らそうかな…。

 

昨日、友人に貸してもらった芥川賞を受賞した「おらおらでひとりいぐも」を読み終えました。高齢化社会を生きるために必要な文学……いや、というか内容も文体も、すごい、新しいと思いました。主人公の桃子さんと作者に常に一定の距離があるところに精神力を感じました。

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そして、今日は20歳で亡くなったというラディゲの「肉体の悪魔」を読み終えました。15歳の僕と19歳の人妻の恋の物語です。この2冊、同時に読んでいたんです。

ラディゲの文章も、曖昧な感情に流されずに硬く冷たいと言われていますが、内容は真逆と言っていいほど違っていて、でも、違っているからこそ近い部分もあり、どちらも死についての考察があるんです。

 

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老いもしんどいけれども、やっぱり若さもしんどいのでしょうね。まあ、実際そうですね。

その前は、やはり友人に借りた田口ランディ「逆さに吊るされた男」と井上光晴の文学伝習所を記録した「『超』小説作法」を読みました。これもはっとする組み合わせでしたが、疲れてしまったので今夜はこのへんで。

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おやすみなさい。