大変ご無沙汰しております。
まさか、こんなにブログを書いていなかったとは気づかず、申し訳ありませんでした。
おそらく介護の問題が重かったせいでしょう。実を言うと、介護そのものというよりも、関わらないといけない親族との関係が悪化、その理由がまったくわからないままこじれていくことに恐怖を感じていました。
ブレーキをかけるほど、アクセルが踏まれてしまう。改善しようとすればするほど悪化していくこともわけがわかりませんでした。
その理屈が、今は少しずつわかってきました。それは考え方の違いなのですよね。相手を責めたり、自分がいけないのだと思うより、考える基準が違っていることに気づく必要があるのでしょう。
明日の読書会のテーマは、1950年代に発表された安部公房の『第四間氷期』です。この時代に、AIや地球温暖化から、もっと驚くべき前衛的事柄を扱ったSF小説です。
(献血をして休息中です。アイスをもらいました😋)
著者あとがきはこんなふうに結ばれています。
「本から目を上げれば、そこにあなたの現実がひろがっている……勝見博士の言葉をかりれば、この世で一番おそろしいものは、もっとも身近なものの中にあらわれる、異常なものの発見らしいのである」
なるほどなぁと思いました。
明日の読書会で何を発見することになるのか楽しみです。