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物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

チャイナタウンからの葉書

小説を書き始めよう、書き始めよう、と思いながら勢いが足りなかったのですが、やっとこぎ始めた自転車のような状態です。抒情文芸の締め切りまでにはまだ1カ月あるので、それとは別に、しばらく自由に進んでみようかなぁと思っています。 先日の読書会でと…

初ポエトリー劇場

昨日は西荻窪の奇聞屋というお店での「ぽえとりー劇場」というイベントに参加してました。私はそういうものに参加したことがありませんでしたが、「今回はスラム(競技として朗読を競う)というより、シンプルなオープンマイクで分かち合いを大事にするイベ…

「青い鳥」と「サマードレスの女たち」

昨日の読書会は、前半はメーテルリンクの「青い鳥」、後半はアーウィン・ショーの短編「夏服を着た女たち」でした。いつも午前午後で関連のあることが多いのですが、違いが際立ちました。 「青い鳥」は、ベルギー生まれのメーテルリンクによって1908年に書か…

モリエール「人間ぎらい」

最近、続けて読んでいた戯曲のひとつ、90年代にアメリカで書かれた「ウィット」について少し。 小学校教師のマーガレット・エドソンという人が書いたものです。社会的地位を得た英文学者である50代の女性が、突然末期ガンを宣告されて激しい副作用のある辛…

「犬たち 現代の動物寓話集」

前回の流動的読書会で本谷有希子「犬たち」をとりあげて、若い方々と色々お話したのは妙に印象に残りました。たぶん、40代から50代の私たちのとらえ方と少々違っていたからではないかと。 この物語、人嫌いで町の人々とは距離をとるのに、無数の真っ白な…

金曜日は読書会です。

先週の土曜日、町田市文学館ことばらんどで島田氏連続対談の二回目に参加しました。歌人東直子氏とのお話。短歌というのはどうも苦手ですが、短歌と小説は距離があるという島田氏の話に、やはりそうなのかと。自分の気持ちを表現することに興味があるかなの…

流動的読書会「犬たち」

先週の金曜日、若者中心の〈流動的読書会〉で読んだのは本谷有希子氏の「犬たち」という短編です。『異類婚姻譚』に入っている短編です。 これ、ピッピのあるメンバーが読んで「え、何これ、わからない」と言い出したことがきっかけで何人かが読み、人嫌いの…

「ピッピのくつした 20号」できました。

すみません。酔っぱらっていてお知らせが遅くなりました。 おかげさまで、ついに読書案内「ピッピのくつした 20号」ができました~❤ 全部メンバーの手作りです。 町田市各地の図書館に置いてありますので、欲しい方はもらってくださいね。

「ピッピのくつした」印刷と製本

今日は、読書案内「ピッピのくつした 20号」の印刷と製本があります。 N編集長より: 16日(水)13時~16時頃、中央図書館6階小会議室にて、冊子の製本作業を行います。飛び入り参加、歓迎。作業の後、できたてホヤホヤの「ピッピのくつした」をお持ち帰り…

デモクラシーと表現活動

このところ演劇をたくさん見ていました。プロの劇団ではなく、若者による公演です。 まず「ロミオとジュリエット」を見ました。美しい若者を見るだけで楽しいし、迫力があったし、演技も上手でしたが、何かもやっとした気持ちが残り、なんなのだろうと考えて…

シャーマン・憑依と人の気持ちを知ること

先月の読書会で大江健三郎「死者の奢り」をとりあげたのですが、参加者のみなさんに読解が非常に難しいようだったのが、どうしてなんだろう…とじわじわダメージを受けています。日本でたった2人しかいないノーベル文学賞作家の本を読めないのは悲しいですよ…

島田雅彦連続文学対談「日本の物語を語り合う~文学はなぜ必要か~」

昨日は町田市文学館開館10周年の記念企画として、島田雅彦氏×古事記の研究をしている三浦佑之氏の対談を聞きに行きました。連続対談の一回目です。「古事記」のマヨワの物語とハムレットの共通性から、シャーマンと作家、DNAやゲノムの話にまでなりました…

芽むしり仔撃ち

「デリリウム17」の後でしたので、大江健三郎の「芽むしり仔撃ち」を読んだのはショックでした。思い切りガツンと頭を殴られた気分。ライトノベルではなく、リアリズムで表現するとこうなるんだな…とも思い知らされました。 描かれ方の違いは大きいですよ。…

デリリウム17

このところ大江健三郎の初期の短編を少しずつ読んでいますが、気分転換にアメリカのベストセラー『デリリウム17』を読んでみました。 ハリーポッターシリーズをはじめ、この本のような、子ども(若者)から熟年まで幅広く読まれているクロスオーバー・フィク…

「光の届かない国」見ました

和光高校の文化祭に行って、演劇部の「光の届かない国」を見ました。 地図にものっていない世界に忘れられた小さな国。何かの実験なのか、ドームのような頑丈な分厚い壁に閉じ込められ、パーチという機械によって光や空気や水を供給してもらっています。とこ…

ギャラリーウォーク 時計

玉川学園駅周辺のアーティストを結ぶギャラリーウォークが開催されており、ピッピのメンバーでもある立川さんのアトリエまあんに遊びに行ってきました。すっかり長居してくつろいでしまいました。 またまた写真を撮り忘れておりまして、なんと言葉で紹介した…

明日は流動的読書会 太宰治「恥」

町田市文学館ことばらんどで、明日10月28日午後6時から流動的読書会があります。テーマは太宰治「恥」です。最初に朗読をしてから、話し合いをします。 飛び入り参加も歓迎します。みなさんよろしく(^-^)/ 現在、読書案内「ピッピのくつした」20号の編…

抒情文芸40周年記念パーティー

昨日、神楽坂の日本出版クラブ会館というところで、抒情文芸40周年記念パーティーがありました。雑誌に様々な形で関わった多くの方々、作家や詩人やエッセイスト、著名な方々も何人も駆けつけてこられ、40年こうした社会に意義のある活動を続けることがどん…

大江健三郎「死者の奢り」

昨日の午前中の〈子どもの読書会〉は林明子の絵本でした。自分たちが子どもの頃にはなかった絵本のせいか、私はあまり子どもに読み聞かせなかった絵本です。他にもそういう方が何人か。そんなこともあって、4冊ほど朗読し合ってみました。 「こんとあき」「…

湯河原に

万葉の湯に行ったばかりなのに、夫が自分も温泉に行きたいと言い出し、一緒に行こうと誘われて、今日は湯河原に。夫は観光気分を味わいたいらしく、電車の中でお弁当を食べたり、神社にお参りしてご神木に触ったり、万葉公園に行ったり。バスに乗らなかった…

シェフの家

今日投稿締め切りの小説を仕上げるために…と言ってもごく短いものですが、ここのところ、小説世界に入るのが快感でもあり、しんどくもありました。体力を使うらしく、かなり疲れます。 まず書いている世界の季節が違うというのがひとつのハードル、主人公が…

ノーベル文学賞 ボブ・ディラン

ノーベル文学賞に、ボブ・ディランが選ばれたそうですね。 ここ何日か生活の隙間で小説を書いていたら疲れ切ってしまい、喘息の気配もあるので、早寝してしまいましたので、今朝、夫に「意外な人だよ。だあれだ?」などと言われてしまいました。 確かに聞い…

ハエトリグモ

また急いで小説を書いているのですが、どうもぴったりこなくて、数学の問題を微妙に間違えて解いてしまってもやもやしているような気分です。どこがしっくりこないのか、わからない…。ちょっと休憩。 気分転換に、またハエトリグモの本を眺めていたら、ああ…

暗黒寓話集

台風18号は温帯低気圧に変わったそうですが、だいぶ風が強くなってきました。 ここ数日、新しい短編を書こうと四苦八苦しています。と言っても突然すらすら出てくるわけもなく、気圧のせいか頭痛もします。 今日は気分転換に刺激物を求めて、こんな本をなが…

デイヴィッド・ホックニー版画展

デイヴィッド・ホックニー展に行ってきました。版画なので、もっと地味なものを想像しいましたが、やっぱりこの人は派手ですね。さすがだなぁ、すごいなぁと純粋に感動しました。プールの水を表現した一連の作品が面白くて、繰り返し観てしまいました。 先日…

イエスの幼子時代

昨日は市内の小学校に国語の出張授業ということで〈物語に入っちゃおう〉の演劇ワークショップをしてきました。 数冊の絵本読みの後、アプローチとしてメリハリのある物語としてイソップ童話の「北風と太陽」をとりあげ、メインの「ぐりとぐら」にもっていく…

聲の形

昨日、夫婦で映画『聲の形』を観てきました。 これは、映画を観た人に配られたスペシャルブックです。中に漫画がありました。そうなんですね、漫画なんですね。 漫画で話題になって、ピッピのメンバーの多くも読んでいるそうなのですが、私は漫画も読んでい…

ラプンツェル、カーヴァー、不可思議/wonderboy

昨日は読書会が3つありました。お疲れさまでした。 ひとつめは、グリム童話の「ラプンツェル」です。ラプンツェルってレタスのことらしいです。色々なバージョンがあるようですが、もともとの古い昔話はこんな感じのようです。 痩せ細った妻が隣に住む魔女…

異類婚姻譚

雨が続きますね。 9月は雨の多い月、季節の変わり目のせいなのか、喘息になりそうで警戒します。ちょっとしたことに誘発されて発作が出てしまいますのでね。 少し前、友人に山田詠美『蝶々の纏足』をすすめられて再読しました。1987年に出版されてすぐ読んだ…

ヘッドマッサージ

夜、眠れないということは私にはなく、いつも倒れるように眠っているのですが、家族の生活リズムがそれぞれ違い過ぎるのが難点。主婦として家族のケア活動をしていると、どうしても寝不足になってしまいます。 このところそれが続き、頭が覚醒したまま緊張が…

光の届かない国

先日、高校演劇の地区大会があり、私も観に行きました。私が帰ったあとの公演を観た子どもに、都大会出場はならなかったけれど和光高校の演劇が良かったよ、と話を聞きました。『光の届かない国』というストーリーだけ聞くと救いのない物語。 厚い壁でできた…

お嬢様がた

雨が続いてますね。 傘をさして歩いていたら、つるつるした石塀の側面でコクワガタが動けなくなっていました。よほど困っていたらしく、手を差し出したら乗ってきたので、そのまま手首に座らせて歩いていきました。ぷっくり太ってチャーミングな、いかにも健…

お祝いの会

昨日は〈ピッピのくつした〉のみなさんが、抒情文芸小説部門の賞を受賞したお祝いをしてくださいました。なんと有難いことでしょう。 みなさんには、私が好きな野草の花束をはじめ、心のこもった言葉、心のこもったものをいただきました。私が好きな絵本を朗…

ラサへの歩き方

次号の読書案内「ピッピのくつした」の編集が始まっています。「漱石」と「猫」特集になります。 原稿の中で、どなたかが紹介文を書いていた中国映画「ラサへの歩き方」を観てきました。祈りの2400kmとサブタイトルがついている通り、ひたすら五体投地をして…

待宵草と月見草

まだまだ暑いですが、季節がうつり変わっていることを日々感じています。最近よく出会うのは、ぷりんと屹立したキノコです。つい「元気ですねぇ」と声をかけてしまいます。 というのも、プチプチさんもコメントに書かれていましたが、夏の疲れが出たのか、こ…

抒情文芸最優秀賞

いつも投稿させていただいている「抒情文芸」が創刊40周年だそうで、今のこの厳しい世の中で、これはすごいことだと思います。 このたび、その40周年記念号の抒情文芸最優秀賞の小説部門に選んでいただけることになりました。青天の霹靂と言ったらよいのか……

夕方デモクラシー

エネルギーを補給するため、近くの高校の文化祭に行って3年生のクラス演劇を3つと演劇部の公演を観てきました。高校生のみなさんの劇はさすがにパワフルですね。お客さんの多さにも驚きました。 ただ、意外だったのは、共通のテーマが「家族関係」だったこ…

誕生会をありがとうございました。

自分の誕生日が近づくと憂鬱になるのは、いつも決まって嫌なことが起こるからなんですよね。何年か前まではいつもこの時期に喘息の発作を起こすということもありました。そんな私のひそかな不安を気遣っていただいたのでしょう、心優しい友人のみなさんが誕…

つぶつぶ

昨日からの虫続きです…。虫が嫌いな人は読まないほうがいいです。 我が家には小さな庭がありますが、そんな猫のひたいほどの庭にも放っておくとあっという間に草木がはびこってジャングル状態になります。私が刈るには限界があって、なんたって専門職の夫に…

虫たちの家

年を取ってくると、何ごとも忘れないうちに素早く対応がミソです。時間のかかりかたがもう全然違うので。 これから色々忙しくなりそうなので、先日の社全協全国集会の公民館分科会の報告書を急いで作成しています。記憶があやふやなところをメンバーに確認。…

第56回社会教育研究全国集会

昨日は明治大学で行われた社全協の全国集会の公民館分科会に、メンバー5人で参加してきました。 公民館の存続問題についてずっと考えていると身が持たないため、つい普段なるべく距離をとりたいという力が働いてしまうのですよね。世話人の打ち合わせに向う…

「象を撃つ」面白かった

昨日はジョージ・オーウェル「象を撃つ」の読書会でした。さすが若い人は頭の回転が速くかつ柔軟。なかなか遠くまで行けた感じがしてよい運動をした気分です。 物語は小説として読めますが、たぶんもとはエッセイとして書かれた作品ですので、今から百年近く…

ことばらんど読書会 ⇒ 流動的読書会

明日、8月26日(金)18時から町田市文学館ことばらんどで、高校生から20代の若者を中心とした〈流動的読書会〉があります。テーマは、ジョージ・オーウェルの短編「象を撃つ」です。最初に朗読をします。よろしくお願いしまーす。 なお、9月はポエトリーアー…

ジョージ・オーウェル「象を撃つ」

8月26日(金)18時から町田市文学館ことばらんどで、高校生から20代の若者を中心とした読書会があります。読書会の名前は〈流動的読書会〉になったもよう。 テーマは、あの「一九八四年」で有名なジョージ・オーウェルの短編「象を撃つ」です。最初に朗読を…

ジョニーは戦場に行った

このところ忙しかったせいで、たまっていた洗濯をしたら雨…。ひとつ不備があるとあれこれ重なって、パソコンのネット環境がトラブっていて、このところなかなか記事が更新できません。今、時間がないので、読書会の報告は後で書きますね。 今年の夏は、ここ…

夏目漱石「三四郎」

最初にお知らせです。 次のささやかだけれど役にたつ読書会は8月19日(金)13時半からになります。テーマは夏目漱石の「三四郎」。場所は町田市民フォーラム多目的室です。 この日の午前中10時からは、いつもの子どもの本の読書会ではなく〈ものがたりに入っ…

裸足の季節

帰り道、久しぶりに絵に描いてみたいなぁと思った夕焼け空。 昔はすぐにスケッチブックをとりだして描き始めたものですが、今は面倒なので描きません。でも、絵を描きたいなぁという気持ちになることで、なんとなく充足するのですよね。どういうことなんだか…

いいことふくらむ

公民館で平和祈念事業のひとつ、大人たちが平和に関する本を子どもたちに紹介するというイベントがあり、〈ピッピのくつした〉のメンバーが紹介者のひとりになりました。ビブリオバトルとはだいぶ違った斬新な企画に目から鱗が落ちました。 一緒に見に行った…

「おおガラス」「あまりもの」

先月末の読書会のことを書こうという気力が、このところ、毎晩萎えてしまって。相模原の事件のダメージでしょうか…。どうして人間がそんなふうになってしまうのか…と。 これだけ情報が多いと自分に都合のよい情報はどこかしらにあるもので、それを勝手に都合…

都市型ファシズム?

昨日、相模原であった事件がショックです。自分の問題を、上から目線で関係ない人や弱者のせいにするというのは…?そこまで自分に都合よく、自分をもごまかして考えられるものなのか…? 先日の風邪の回復期、「『絶歌』論―元少年Aの心理的死と再生」 (サイコ…