物語とワークショップ

ピッピのくつした/まちだ演劇プロジェクト

2016-01-01から1年間の記事一覧

ことばらんど読書会

すっかり風邪をひいて寝込んでいます。インフルエンザのような高熱と関節の痛みがあり、夢の中でも疲れて階段が上れなかったり、物忘れがひどかったり…。忘れないうちに連絡だけしておきます。 高校生大学生を中心にした〈ことばらんど読書会〉が月1で開催…

「きみの膵臓をたべたい」

娘にすすめられて、住野よる『きみの膵臓をたべたい』を読みました。やはりタイトルのインパクトと、読んでみておもいきり純愛小説なのにびっくりしました。 書き方に特徴があって、語り手の男の子の名前が最後まで出てこないというのが良かった。相手役の彼…

迷いノコギリクワガタ

変だなぁと思いつつも社会のルールとして猫にはエサはあげないことになっているので私もあげないのですが… 昨日の深夜、迷い込んできたノコギリクワガタが空腹だと訴えますので砂糖水をあげました。私も疲れていて眠かったし、いつまでも吸いついてなかなか…

「森へ」「純粋おっぱい」

ポエケットのことを少し書きましたが、肝心の詩集について書いてませんでした。 こんな感じのを作りました。今月の読書会でお会いするかたには良かったらさしあげますので、読んでみてください。 このところ夫(ボルカ)の話をしすぎていますが、彼の詩集も…

ポエケット

昨日期日前投票をしてきて、今日は両国で開催されたポエケットに参加してきました。こんな感じのブースでしたよ。 夫ボルカは前々から(十年かもう少し前?)毎年参加しているのですが、そういう話を夫婦でしたことが、かつてほとんどなかったのですよね。お…

詩集をつくっていました。

小説の締め切りが迫っているのですが、なかなか気分が乗らず、完全手作りの私家版詩集をつくっていました。内容も日記のようなものです。明後日のポエトリー・マーケットに行くので、ついでに出そうかなと。 タイトルは『森へ』にしました。 今日は午前中肉…

ジャコウアゲハ

七月になって、突然真夏になりましたね。身体がついていけません。 暑いのに、友人たちと神奈川県の無名の遊歩道を上ってピクニックに行ってきました。焦げついたアスファルトの道を越えて山道に入ると、それでもなかなか冷たい風が吹いています。 アジサイ…

太陽の塔

今日は友人のお誕生会があって成城学園に。 ALPESという懐かしい雰囲気のお店でケーキを食べましたが、つい話に熱中してしまい、おいしいケーキはあっという間にお腹の中。 実は、このところ、小説を書き始めないといけないと思いつつ書いていないプレッシャ…

アジサイ

先日の読書会で読んだジュンパ・ラヒリの『見知らぬ場所』は、インドからアメリカに移民した一家の、父親と、子育て中の娘の物語でした。 本の扉には『緋文字』からの引用。 人間というのは一箇所に長続きしないようにできている。いわばジャガイモと同じこ…

「シンデレラ」 と ジュンパ・ラヒリ「見知らぬ場所」

24日(金曜日)の読書会の報告です。 午前中は「シンデレラ」について。グリムやペローの童話で知られていますが、たぶんもっとずっと古いお話。メンバーのひとりが中沢新一の「カイエ・ソバージュ」シリーズを持ってきてくれたので、文化人類学的な古い話に…

リリーのすべて

昨日は読書会があり、その報告もしなければと思うのですが、その前に。 夫婦50歳割引を利用させていただき、少し前にアップリンクで観てきました映画についてです。50歳を越えてから夫婦で映画を観ることが増えましたが、どちらかが気に入るものはあっても、…

ことばらんど読書会(仮称)二回目終了

今夜は、高校生たち、20歳をちょっと越えた若者たち、50歳をちょっと越えたくらいのメンバーでの読書会になりましした。 まずは村上春樹「バースディ・ガール」を朗読。これが30分近くかかってしまいましたが、それだけかけた甲斐あって、「実は、熟年好み」…

ことばらんど読書会「バースデイ・ガール」

先月からやんわりスタートした高校生大学生を中心にした「ことばらんど読書会(仮称)」の第2回目を明後日6月17日(金)の午後6から開催します。場所は町田市文学館ことばらんどの1階ロビーです。最初にする朗読も含めて1時間強を予定しています。 今回は…

エトガル・ケレット「あの素晴らしき七年」

先日、文学館ことばらんどの高校生以上向け読書会で、イスラエルの作家、エトガル・ケレットが19歳の時に最初に書いたという小説「パイプ」をとりあげました。兵役についた初年度、自尊心を保つのが難しくなっていた時期に「パイプ」を書いて、著者は残りの2…

抒情文芸「タイムカプセル」

「抒情文芸」159号(2016年夏号)に4月に書いた小説「タイムカプセル」を掲載していただきました。ありがたいです。 息子の卒業にあたってタイムカプセルに入れる手紙を親も書いてと言われて何を書いていいかわからなくて困った体験と、3月30日のブログ↘水族…

エゴと自我

今日は横浜で仕事。 チーズピザとプライドポテトとオレンジジュースの簡単な昼食。500円也。 食べながら、ふとエゴと食物って方向性が同じかもと思った。先日の読書会で、サリンジャー著「フラニーとズーイ」で"エゴ"が話題になったからなのだけど…。 エゴと…

明日は読書会です。

明日5月27日(金)は、読書会が三つあります。興味のあるかたはお気軽にいらしてください。参加費は、一回でも、今年度全部参加しても千円です。 ▼子どもの本の読書会/絵本「もりのてがみ」 片山令子【場所】町田市民フォーラム3階 多目的実習室 【時間…

ウィリアム・トレヴァー

親知らずが虫歯になってしまって、今日は何回目かの歯科に行ってきました。その帰り、友人とミスドで会おうということになって。ミスドと言っても、バージョンアップした成城学園の店はまったく違うメニューです。 前回行ったときはエビとアボカドのタルティ…

「さすらう者たち」「記念」「芋虫」

このところイーユン・リーさんの小説にはまっていまして、長編『さすらう者たち』も読みました。 舞台は中国のある新興都市、時は文大革命が終結して地方に下放された若者たちが戻って来た70年代末。物語は実際にあった事件を下敷きにしているそうです。訳者…

鯉とハクビシン

今日は義母の三回忌でした。もうそんなにたってしまったのね…と思います。 お寺のお庭には、鯉がたくさん泳いでいました。以前はこんなに大きくなかったような気がしますが、いつのまに、こんなに大きくなってしまったのか…! 近づいてみても、写真ではよく…

黄金の少年、エメラルドの少女

先日読んだ、アメリカのカリフォルニア州に住む中国人の作家イーユン・リー著『独りでいるより優しくて』の印象があまりに強烈だったので、続けて『黄金の少年、エメラルドの少女』(篠森 ゆりこ 訳) という短編集も読んでみました。 中でもO・ヘンリー賞を…

独りでいるより優しくて

日曜日、都立町田高校演劇部「はなさかさん」再演を観に行きました。高校演劇って好きなんです。「はなさかさん」は去年、都大会、関東大会まで行ったそうです。 去年、私が観たのは地区大会ですが、今回は順番も入れ替わっていたし、特にラストは大幅に違っ…

100年目に出会う 夏目漱石

昨日、神奈川近代文学館の特別展「100年目に出会う 夏目漱石」にメンバーと行ってきました。 先日読書会でやった『吾輩は猫である』の資料もありました。ラストの原稿から、あの小説のように猫が気に入った人々が漱石にくれた猫の絵ハガキまで。モデルに…

障子の国のティンカー・ベル

今日は阿佐ヶ谷に行きました。早めに着きましたので、パンダ珈琲店でキーマカレーを食べました。逆転パンダですね。 他にも、サンドイッチはこんな感じ。 ソフトクリームを付けて1000円でした。この写真で店内の様子がわかりますよね。パンダづくし、懐かし…

マジカルガール

GWに登山などされている方々もいるようですが、怠け者夫婦はまた映画に出かけました。観たのは、スペイン映画の『マジカルガール』です。 予想外に人が多くて驚きました。たぶん、アニメなど日本の文化が描かれているからでしょうか。ちょっと不吉とも言える…

ステーキ&もんじゃ

今日は父のいきつけのステーキハウスで、一族10人で食事会をしました。 父の80歳の誕生日のお祝いと母の全快祝いということですが、下町の人はよく食べるなぁということを思い出しました。私もよく食べますけど、これは個性ではなく地域性だったのかもしれま…

「さよなら、ニルヴァーナ」

昨日観た『ロブスター』という映画は、消化するのに時間がかかりましたが、ラストの解釈が観た人にゆだねられているところが、やはり良かったのかなぁと一日たって思います。 先日、娘にすすめられて読んだ窪美澄『さよなら、ニルヴァーナ』もそれに似た読後…

「子育て世代集まれ!」「ロブスター」

昨日の生涯学習センター交流会、私たちが担当したのは「子育て世代集まれ!」という分科会でしたが、参加者は、子育てもそろそろ終わりそうな世代が中心。基調講演をしてくださった同世代の斎藤さんも語り合いの輪に加わってくださいました。 参加者の皆さん…

4月29日(金・祝)は生涯学習センター利用者交流会

今年も、生涯学習センター利用者交流会が、4月29日(金・祝)13:00~16:40、町田市生涯学習センター(公民館)7階ホールで開催されます。今回は第3回目になります。 私たち〈ピッピのくつした〉も企画に関わり、分科会のひとつを担当しています。当日、どな…

「カーマンライン」ショートムービー

この日曜、横浜でショートムービーをいくつか観てきました。 〈イギリス特集ショートフィルムプログラム〉ということで、『カーマンライン』(2014)という24分の作品が面白かった。と思ったら、やはりいくつかの国際短編映画祭などで賞をとっているみたいで…